家の問題は家が解決する
マイホームを手に入れる資金計画の中で、暮らしのコストを無理に下げるのは貧乏父さんの家づくりです。ただし、コストを賢く削減することができれば、その分を将来の蓄えに回したり、ご家族との大切な思い出に使ったりすることもできます。
では、どうすれば家のコストの削減が叶うのでしょう?。その答えを導きだす鍵となるのが「レジリエンス」というキーワードです。レジリエンスとは「家自体に備えさせた、問題を解決する能力のことです。この言葉自体は、もっと広い範囲に使われますが「暮らしのコストをどう削減するか」という問題の解決策も、家の持つレジリエンス機能の一つなのです。
例えば、エアコンなどの住宅設備に不具合があった場合、これまでは電気屋さんを呼んで修理してもらうしかありませんでした。
しかし、これからの住宅設備はスマートフォンがアップデートで機能追加や不具合に気づき、アップデートで修理や機能追加をしていくことが常識となります。
そうなれば今までのような設備の保証期限が1年ということもなくなります。
家自体が解決する機能を備えていれば、交換や買い替えの頻度も減り、暮らしのコストも削減できるのです。
住宅ローンの支払いのために、暮らしのコストを無理に抑えるのではなく、家のレジリエンス機能を上げることで無駄なコストを賢く節約していく。貧乏父さんの家づくりから金持ち父さんの家づくりに変わるためにはこの発想が大切です。
家の課題を解決するレジリエンス機能
設備をIOTでコントロールする。(これまでは・・・家電はそれぞれのリモコンでしかリモコン操作ができません。これからは・・・インターネット経由で外出先からスマートフォン一つで操作できることが当たり前になります。問題や故障もその場で対処できて便利になり、設備が長持ちすることにもつながるでしょう。