換気ユニットの意外な点滴は、、虫!
まずは害虫退治から!
無公害できれいな空気環境で暮らすには、家に空気を取り入れる室外吸い込み口から万全を期すことが重要です。まず、第1ゲートは害虫などを入れないことです。害虫などをしっかり取り除いておかないと、花粉やPM2.5、ウイルスなどを除去するフィルターが目詰まりして本来の役割を果たせなくなります。
ではどのような仕組みで害虫を除去するかいうと、換気ユニットの室外吸い込み口にサイクロンフードを設置するのです。換気システム本体の吸引力でサイクロンフードに無電力で旋回流が発生し、侵入した害虫を粉砕し、ベンチュリー効果(風の流れを絞って風速を上げると、空気の圧力の低い部分が発生する現象のこと)により外部に排出します。そして、サイクロンフードで害虫を取り除いた外気は給気清浄フィルターに送られます。
ここが、住宅内に花粉やPM2.5などの微粒子を侵入させない第2ゲートです。このフィルターで0.5マイクロメートルまで除去できたというデータがあります。ただし、新型コロナウイルスは0.02マイクロメートル以下の微粒子であるため、紫外線照射光源(UVC-CCFL)ユニットを基礎内の給気口(SA)に接続することをオススメします。(詳細は№24で)
換気ユニットの役割は、あくまで家の中の換気をすることです。汚れの取り切れていない空気をユニット本体に送っていると内部で熱交換をする伝熱板の汚れや目詰まりが発生して性能がおち、多額の交換費用が発生する事にもなりかねません。