災害時に確保しておきたいものは、まず、飲料水
非常用給水タンク「みずがめ君」
人間が生きていくために水は絶体に必要です。災害などで断水した時に備え、水を自宅に備蓄してください。全国の自治体では、最低3日分(できれば1週間程度)が望ましいとするところが多いようです。水は1人1日3ℓが目安。1.8ℓのペットボトルなら2本を確保するとして、4人家族なら2本✖4人✖3日分=24本になります。しかも、この他にトイレや風呂などの生活水まで考慮すれば、1人当たり7ℓ✖4人✖3日分=84ℓが必要で、ペットボトルにすると約47本です。
私の家では163ℓが貯められる非常用給水タンク「みずがめ君」を設置し、普段からこの給水タンクを循環した水を使っています。また、断水が起こると、給水タンク内に留まっている水だけで暮らすことになり衛生面の不安も出てきます。それを払拭するために、家の給水元に「エミール」という抗酸化セラミック設備を設置し、さらに給水栓の根元に残留塩素を除去し、節水もできる「ナノバブル」を取り付けています。水道本管の老朽化は全国的に深刻な問題です。自身で水道管が損傷し、断水することも予め想定して備えておくといいでしょう。常備したポリタンクを持って給水車まで行き、重たい水を家まで運ぶこともありません。
東日本大震災が発生した時、停止したライフラインが9割程度まで復旧するのに要した日数は、電気が6日、水道が24日、ガスが34日だったそうです。復旧のスピードは地域によって違いますが、自宅に常備しておくことは、やはり重要だと思います。