非常時に備えて、最低でも3日分の飲料を確保しよう。
キッチンにパントリーは必須
2004年10月23日17時56分に発生した中越地震は発生後2時間の間に震度6の強震が3回ありました。2007年7月16日10時13分、中越沖を震源に震度6弱の地震が発生し、東京電力柏崎刈羽原発が停止。断水、停電もかなり発生しました。こうした経験が私の家づくりにも生きています。
「Smart2030令和の家」は、IHキッチンのバックヤードに非常時の食品をストックできるスペース、いわゆるパントリーを標準仕様にしています。備蓄用の食料をどこに、どのようにスットックすると便利かは、被災経験のあるものでないと生かせないでしょう。
災害が発生すると、物流が止まり、スーパーやコンビニで商品が手に入らなくなります。また、災害支援物資が届くのも数日先になるかもしれません。家族を守るためには最低でも3日、できれば1週間分の食料品を備蓄しておく必要があります。
ちなみに、「Smart2030令和の家」は自宅で発電した電気を蓄電池やEV車に貯めることが可能です。災害時でも電気や水が使えるため、冷暖房、給湯、調理ができます。
備蓄というと、長期保存できる食品を保管しがちですが、いつの間にか賞味期限切れになることも。食料品の備蓄は、普段から食べている食品の消費と補充を繰り返す「ローリングストック」という考え方を取り入れるといいでしょう。