2023年7月号 アセット・アロケーション(資産配分)

リスクは無くすことはできないが減らすことはできる 

資産運用は大きなリターンを得ることが可能ですがその反面リスクもともないます。最近は国がNISAやiDeCoを奨励し貯蓄から資産運用への流れが進んでいます。

今月からは資産運用においてリスク軽減の方法について説明していきます。

リスクを減らす方法としてアセット・アロケーションという方法があります。日本語では資産配分といいます。

アセット・アロケーション(資産配分)とは・・・運用するお金をどんな金融資産に、どのぐらいの割合で配分するかを決めることです。 収益性の異なる金融資産に分散して投資することにより、運用リスクの低減を図ります。「運用リターンの8割以上はアセットアロケーション(資産配分)で決まる」とも言われ、長期的な資産形成には欠かせない考え方です。

リスクとリターンは比例する

資産運用を行うにはどのくらいリスクをとれるかにより運用配分は変わります。例えば車の買い替え費用や子供の教育費など手持ち資金が貯まってないのに貯金のほとんどを運用に回してしまっては、必要な時に資金ショートをしてしまいます。

また、若くて運用期間を長くとれる人は万一運用成果が悪くても挽回する時間があるため積極的にリスクを取ることができます。 逆に年齢が高く運用期間を長く取れない人は大きくリスクを取ることはできません。取れるリスクの許容範囲は人それぞれ状況が違います。参考にしてみてください。