
2025年4月から、建築基準法が改正され
「4号特例」が縮小されました。
みなさん、「4号特例」については
ご存じでしょうか?
簡単に言うと、2階建て以下の
木造建築物を建てる際、
建築士が設計をすれば構造計算書などの提出や
審査が不要になるという制度です。
この制度が見直され、
より多くの建物で構造や省エネ性能に関する審査が
義務付けられるようになりました。
そもそも4号特例とは?
4号特例は、高度経済成長期の住宅需要の
増加に伴い、
建築審査の煩雑さを解消し、
住宅の供給を促進するために作られた制度でした。
しかし、昨今の耐震偽装問題の解消や
住宅の安全性能向上を目的に、
4号特例が縮小されることになったのです。
4号特例縮小が及ぼす影響がえらいこっちゃ!
4号特例の縮小は、
我々工務店や建築士の業務に大きく
影響する改正ですが、
家づくりをされる方にとっても、
決して無視できない
「えらいこっちゃ」な影響があります。
- 工期が伸びる

以前の法令に比べて耐震に関する審査が
格段に厳しくなったことから、
改正前は1ヶ月ほどで降りていた建築許可が
改正後はなかなか下りず、
以降の作業に取り掛かれず工期が
伸びてしまうといった
事例が発生しています。
知り合いの工務店さんは4月に申請した
案件の許可が下りるのに
11月までかかったという話もあります。
えらいこっちゃ!
- コストが上がる

法改正に伴う提出書類の作成や確認作業など、
従来に比べて建築士に関わるコストが増加します。
また、資材・工事費もアップするのに伴い、
住宅価格も高くなる可能性があります。
さらに、工期が伸びることにより、
作業が止まっている間の人件費や
住宅ローンの利息分は誰が負担するのか
といった問題も発生しているそうです。
えらいこっちゃ!
問題山積みだけど。。。良いこともある!
ここまでの話だと、
4号特例が縮小して「えらいこっちゃ」な
事ばかりですが、
もちろん良いことだってあるんです!
そもそも、4号特例が縮小することになったのは、
住宅の省エネや耐震性能の向上も
さることながら
住宅の偽装問題や欠陥住宅を防ぐ意味もあります。
これまで建物の品質は
建築士のモラルや経験・勘に
頼らざるを得ませんでした。
それが、きちんと審査することで
安全性が担保されるようになり、
お施主様にとっても、私たち建築業界にとっても
良いことだと考えます。
ちなみに、オフィスエヌでは
法令改正前から全棟で構造計算書を作成し、
耐震等級3を標準仕様としています。
もちろん、省エネについても国の基準を
クリアする性能の家づくりを行っています。
また、設計も私が全て行っているので、
工期やコスト面など法令改正に伴う影響は、
他社に比べると少なかったように感じています。
さいごに
法令が改正されて半年ほど経ちましたが、
行政窓口の方もだいぶ慣れてきたのか、
改正直後に比べると審査の許可も2〜3ヶ月ほどで
下りるようになってきました。
ですので、今後はもう少しスムーズに
家づくりが進むのではと思います。
