温故知新・左官工事の奥ゆかしい考え方や美学、伝統

前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。▽「温」はたずね求める意。一説に、冷たいものをあたため直し味わう意とも。「故ふるきを温たずねて新あたらしきを知しる」または「故ふるきを温あたためて新あたらしきを知しる」と訓読する。

この考え方はとても素晴らしいということで、京都で有名な左官の先生のセミナーに参加させて頂きました。

聞けば聞くほど深く、左官工事の奥ゆかしい考え方や美学、伝統に触れることができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

元々アレルギー体質の僕が大工として、ローコスト住宅の建築業者の下請け(新建材への不信感)をしていた経験を元に
今の僕の建築へのこだわりにシフトしていったこともあり
理解するには十分すぎる内容でした。

日本の建築って素晴らしいです。

家を解体してみると、前回の解体時の廃棄物が放置されていた!

これは本当によくある怖い話です。

先日お家の建て替えの依頼があり、お家の解体後の立会いに行きました。

この現場は大阪ですが、ちょくちょく遭遇する話なので投稿してみました。

解体前からも、ちゃんとした図面が無いので隣のお家とくっついている部分が解体してみないとわからなかったり
近隣6軒の下水管がここのお家の敷地内に埋設されていたりと
いろいろな問題がある物件でしたが

解体後の立会いでは、前回の解体の時に出たと推測されるごみや瓦の埋設物
など、多数の廃棄物がちゃんと処理されずに敷地内に放置されている状態でした。

これは実は、経験上よくある話の一つです。

ご存知無い方がほとんどだと思いますが、不動産取引の契約上、
現状渡しと言う条件がついていれば、良心的な不動産会社やオーナーさんでない限りこれの処分費は土地を購入された消費者さんの負担となります。

事前に知識があれば回避できたかもしれませんが、
ほとんどの場合は後での追加請求となります。

ほんとうに怖い話なので、土地の購入時には近くの建築専門家に意見を伺うことをおすすめ致します。

超~健康志向の炭の防蟻塗料!

今回は普段から使っている超~健康志向の炭の防蟻塗料をご紹介致します。

悪さをする白アリからお家を護るための防蟻塗料は、
お家の一番の肝の部分となる基礎や主要構造部に施工するので
家族の健康や大切な財産を守ってくれる素材でなくてはなりません。

床下の空気は知らず知らずのうちに室内にも入ってきます。
さらに近年では、夏場に床下の涼しい空気を室内に取り入れて家全体のクールダウンに利用したりもしています。

そんな時に体に悪影響を及ぼす一般的な防蟻剤を床下に使用していると、
家族のために作ったお家がまさかの逆効果になりかねません。

当社が標準装備している炭の防蟻塗料は
成分のほとんどが白蟻が嫌う天然のヒバ油や、皆さんご存知の空気を浄化してくれる炭の成分で出来ており
大切な家族の健康と財産を守ってくれます。

 

ほとんどの方がこの風景をご覧になったことは無いと思います。

炭なのでとにかく真っ黒になってしまいますが
僕だけかもしれませんが、すごくいい炭の香りが漂います(笑

当社の物件はすべて自社施工で、手抜きができないので時間がかかるのがデメリットです(汗

この写真は僕自身が大工として現場でバリバリ働いていた当初からついてきてくださっている
大工さんが土台や基礎に炭の防蟻塗料を塗布してくださっている写真です。

この安心感がたまらなく幸せです。

 

建築業界のセオリーでは外の地面から1mまでを防蟻処理をしないといけません。

当社では家の床から1m10cmまで炭の自然塗料を塗布しています。

住宅を購入して11年目に気づいたトラブル!建売物件を買う時には気を付けて!

先日、お客様から、
「11年前に建売物件を購入された知り合いの相談にのってあげて」
と言われ、伺ってきました。

相談の内容は...

*****
この間、何年も放置していた庭のお手入れをしてたら
庭に大きな穴を発見したんです!
草をかき分け探っていくと、家の基礎の下にも続いていました。

慌てて住宅販売会社に電話をかけて見に来てもらい
作業をしてもらっていたんですが、
その対処方法を見て愕然としました!

土のう袋に砂を入れて基礎下に詰め込んで
「埋戻(うめもど)しておきましたので安心してください!」

返す言葉が見つかりませんでした。
*****

僕も、相談者にかける言葉が見つかりませんでした(汗

穴の大きさは人が2人くらいは入れそうな大きさで
もちろん落ちればケガもするかもしれませんし

今後現状放置することにより地震などで命の危険や
大切な財産を守ることが出来なくなる可能性もででくることでしょう。

簡易的な調査をしてみるともうすでに家は傾きはじめていました。

きちんと調査するには一度家を移動させる必要があるので
予算を考えると現実的ではありません。

応急処置にはなりますがあるていど基礎下を掘り起こして
コンクリートを現場打ちという工法で補強していくことで
お客様の不安は改善されました。

不動産業者さんは契約を目的に話をしますので、契約する前には建築知識のある方を連れて土地を見てもらうのがおススメです。
奈良市周辺なら僕に依頼してもらっても構いません。厳しい目で土地をチェックします(笑

失敗しない家づくりのコツ。立地?間取り?耐震?いいえ資金です。

こんにちは。近頃は桜も散り始め、暖かくなったり急に嵐になったりと天候の移り変わりが激しいですね。
体調管理管理に気を付けましょう。

さて、家作りをすると決めたお客様が、とりあえず希望の場所で土地を購入してから工務店に相談して大失敗。
理想の家にならなかったという話を近頃よく耳にします。

では、どうすればよかったのでしょうか? 優先順位はどうでしょうか?
理想の間取り? 立地条件? 耐震強度?

大事なことは色々ありますが、正解はまずは資金計画です。

すべての計画の根拠となるものです。資金計画なくして理想の家作りはできません!!

住宅ローンを組む場合、自分はどれだけ借りる事が出来てどれだけなら借りてもよいのか?
どこの銀行でどの住宅ローンが自分に合っているのか?

そして借り入れ金額の中からどれだけの割合を理想の家に充てることが出来て、諸経費はどれくらいかかるのか?
これを把握したあとに残った金額で買える土地を探していくのが一番理想の形と言えるでしょう。

資金計画= 借りてもよい金額 - 理想の家に掛かる金額 + 家作りに掛かる諸経費 = 土地の購入資金

となります。

失敗する方が多いのはこれの順番が間違っていたのではないでしょうか。

相談だけでもお受け致します。メールでのお問い合わせ、資金計画セミナーや個別相談も行っています。
ぜひ今後の家作り計画にお役立てください。

枕棚とハンガーパイプ

分譲マンションを購入されたお客さまからのご依頼で、
ウォークインクローゼットをもっと機能的に改善したいというご要望でした。

少しの改善でも使いやすさはかなりあがります。