本物の自然素材を使う事へのこだわり
本物ではない自然素材住宅の存在
どんな家を建てようかと考えたとき、多くの人は、まず間取りや機能性、好みのデザインなどについて考え始めます。 しかし、住宅に求められる最も大切なことは、
「健康で暮らせる家であること」
ではないでしょうか。
日本は先進国の中でもシックハウス症候群に悩んでいる人たちが非常に多い国です。
シックハウスの様々な症状は、原因物質が直接肌に触れたり、空気中に発せられる化学物質によって引き起こされます。
「健康で暮らせる家であること」
ではないでしょうか。
日本は先進国の中でもシックハウス症候群に悩んでいる人たちが非常に多い国です。
シックハウスの様々な症状は、原因物質が直接肌に触れたり、空気中に発せられる化学物質によって引き起こされます。
化学物質過敏症の人だけでなく、赤ちゃん、年配の方などは特に影響が出やすく心配です。そのため今日では「自然素材住宅」を検討される方が増えています。
しかし、売られている「自然素材住宅」がすべて本当の健康住宅かといえば残念ながらそうではありません。
自然素材とは名ばかりの、見せかけの自然素材風の建材を使った住宅が横行しています。
しかし、売られている「自然素材住宅」がすべて本当の健康住宅かといえば残念ながらそうではありません。
自然素材とは名ばかりの、見せかけの自然素材風の建材を使った住宅が横行しています。
Office.Nでは、「本物の」自然素材を使用することにこだわっています。
ニセ物の自然素材住宅で使われている建材とは
「本物ではない」自然素材住宅では、それらしい建材が使われています。
営業マンも「自然素材」だと表現しますし、建材の知識がなければ本物かどうかの見分けは難しいことも多いでしょう。
しかしそれは、5%だけオレンジの果汁が入ったオレンジ色の「清涼飲料水」を「オレンジジュース」だと言っているのと同じようなもの。
食品の法律は厳しく、100%果汁でなければ「ジュース」という名称は使えず、果汁が100%未満のものは、「果汁入り飲料」や「清涼飲料水」という表現にしなくてはいけません。
ところが、建材にそのような厳しい決まりはありません。
「自然素材」「無垢」と言っているのに本当は自然素材ではない建材が色々あります。
営業マンも「自然素材」だと表現しますし、建材の知識がなければ本物かどうかの見分けは難しいことも多いでしょう。
しかしそれは、5%だけオレンジの果汁が入ったオレンジ色の「清涼飲料水」を「オレンジジュース」だと言っているのと同じようなもの。
食品の法律は厳しく、100%果汁でなければ「ジュース」という名称は使えず、果汁が100%未満のものは、「果汁入り飲料」や「清涼飲料水」という表現にしなくてはいけません。
ところが、建材にそのような厳しい決まりはありません。
「自然素材」「無垢」と言っているのに本当は自然素材ではない建材が色々あります。
VOC(化学物質)が含まれている珪藻土
古来から壁材として使われてきた珪藻土。植物性プランクトンの一種である珪藻の化石の粉末を固めたもので、きちんとした製品であれば体にも環境にも優しい上質な自然素材です。
ところが、固めるために使う糊材、接着剤が化学合成されたボンドであったとしたら、自然素材でもなんでもありません。
けれど、壁材としてはどんな糊材が使われていたとしても見た目は「珪藻土」に変わりありません。
ところが、固めるために使う糊材、接着剤が化学合成されたボンドであったとしたら、自然素材でもなんでもありません。
けれど、壁材としてはどんな糊材が使われていたとしても見た目は「珪藻土」に変わりありません。
VOC(化学物質)が含まれている漆喰
現在、国内で流通している「漆喰」の多くは、化学物質や添加剤、砂などを大量に加えた“石灰モルタル”で、本物の「本漆喰」とは全くの別物です。
見た目は同じように白く美しくても、自然素材とは言えない代物がまかり通っています。
見た目は同じように白く美しくても、自然素材とは言えない代物がまかり通っています。
ウレタン塗料が塗られている無垢材
トルエンやキシレンなど、シックハウスの原因となるVOC(化学物質)が含まれる塗料を塗った無垢材を使用していることがあります。
ウレタン塗料は美しいツヤが出たり、傷がつきにくくなったりするメリットはありますが、VOCが含まれるというデメリットを見過ごすことは出来ません。
ウレタン塗料は美しいツヤが出たり、傷がつきにくくなったりするメリットはありますが、VOCが含まれるというデメリットを見過ごすことは出来ません。
合板フローリングを使用
合板フローリングとは、薄い板を何層にも重ねて貼り合わせて作られた床材です。
重ねて貼り合わせるということは、それだけ接着剤が使われているという事です。
合板などに使われる接着剤にはホルムアルデヒドやそのほかのVOCが含まれていることが多いほか、表面に塗られているウレタン塗料やワックスなどにもVOCが含まれている恐れがあります。
重ねて貼り合わせるということは、それだけ接着剤が使われているという事です。
合板などに使われる接着剤にはホルムアルデヒドやそのほかのVOCが含まれていることが多いほか、表面に塗られているウレタン塗料やワックスなどにもVOCが含まれている恐れがあります。
目に見える一部だけに自然素材を使用
外から見える部分は本物の自然素材を使い、目に見えない部分は扱いやすく安価な合板や集成材を使っている場合があります。
合板や集成材に使用される接着剤にはVOCが含まれている可能性が高く、見えないところで使用されていたとしても室内に揮発すればシックハウス症候群の原因となります。
合板や集成材に使用される接着剤にはVOCが含まれている可能性が高く、見えないところで使用されていたとしても室内に揮発すればシックハウス症候群の原因となります。
自然塗料と謳いながら化学物質が入っている/自然素材に似せた石油化学製品を使用している
化学物質が含まれているにも関わらず自然素材だと表現したり、F☆☆☆☆を取得しているからと自然素材を使っているかのように謳っている場合があります。
しかし、F☆☆☆☆を取得しているからと言って自然素材という訳ではありません。
F☆☆☆☆というのは、一定の基準をクリアしているというだけのことで、基準以下のVOCをも排出していないと言い切れるわけではありません。
しかし、F☆☆☆☆を取得しているからと言って自然素材という訳ではありません。
F☆☆☆☆というのは、一定の基準をクリアしているというだけのことで、基準以下のVOCをも排出していないと言い切れるわけではありません。
当社が考える本物の自然素材住宅とは
合成樹脂や有機溶剤を含まない自然素材だけを使用している住宅こそが自然素材住宅だと考えます。
床板、建具は全て国産無垢材
本物の無垢材であれば接着剤などに含まれる化学物質の心配はありません。 弊社では特に床板や建具などに使用するのは国産の無垢材です。
輸入木材には、外来種の虫などを国内に侵入させないために防虫剤や防腐剤などが使用されている可能性があるので、人が直接触れるような場所には国産のみを使用します。
輸入木材には、外来種の虫などを国内に侵入させないために防虫剤や防腐剤などが使用されている可能性があるので、人が直接触れるような場所には国産のみを使用します。
構造柱は全て無垢材
構造に使用する木材も全て無垢材を使います。
安価で扱いやすい集成材は大量の接着剤が含まれており、ホルムアルデヒドやVOCによるシックハウス症候群の原因になる恐れがあると考えています。
安価で扱いやすい集成材は大量の接着剤が含まれており、ホルムアルデヒドやVOCによるシックハウス症候群の原因になる恐れがあると考えています。
お米で作った食品糊使用
お米(ご飯)を原料にした糊。すぐ外れてしまいそうなイメージがあるかもしれませんが、その接着力は非常に強力です。
日本では奈良時代の頃から建具や家具の接着に使われてきたもので、室町時代に米糊で接着した寄せ木に彫られた仏像がまだ現存しているそうです。
添加物にもシックハウスの原因になるような化学物質は入っておらず、安全性はこの上ありません。
日本では奈良時代の頃から建具や家具の接着に使われてきたもので、室町時代に米糊で接着した寄せ木に彫られた仏像がまだ現存しているそうです。
添加物にもシックハウスの原因になるような化学物質は入っておらず、安全性はこの上ありません。
自然素材100%の内装材を使用/ビニールクロス・ビニールシート不使用
合成樹脂や有機溶剤を含まない、自然素材100%の内装材を使用します。
和紙や海藻、ホタテの粉末などから出来た製品や、風化サンゴ礁や赤土をベースにした製品など、様々な色や材質を選ぶことができます。
ビニールクロス等は、素材そのものが石油化学製品である上に、化学物質が含まれる可能性があります。
和紙や海藻、ホタテの粉末などから出来た製品や、風化サンゴ礁や赤土をベースにした製品など、様々な色や材質を選ぶことができます。
ビニールクロス等は、素材そのものが石油化学製品である上に、化学物質が含まれる可能性があります。
さらに壁等に貼る際に使用する接着剤にはホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの化学物質が多く含まれている可能性が高く、自然素材住宅であれば使用することはない素材です。
自然素材100%の外壁材を使用
化学物質が添加された国産の漆喰ではなく、4000年前からヨーロッパで使われている成分そのままの、自然素材100%のスイス漆喰を使用します。
水分の蒸発とともに石灰岩に戻るので、100年先までメンテナンス不要の外壁材です。
水分の蒸発とともに石灰岩に戻るので、100年先までメンテナンス不要の外壁材です。
屋根瓦は三州陶器瓦
屋根瓦も、天然素材で出来ている陶器瓦を使用します。
スレート系や金属系の瓦は軽量で加工もしやすく施工時にかかる費用は安価で済みますが、耐久性を保つために10年に1度の塗装メンテナンスが必要です。
シックハウスの原因となる化学物質が含まれている塗料を使う必要がある建材は使用しません。
スレート系や金属系の瓦は軽量で加工もしやすく施工時にかかる費用は安価で済みますが、耐久性を保つために10年に1度の塗装メンテナンスが必要です。
シックハウスの原因となる化学物質が含まれている塗料を使う必要がある建材は使用しません。
シックハウス症候群について
建材から出る化学物質によって起こるシックハウス症候群
住宅の高気密・高断熱化がすすむ一方で、建材に含まれる化学物質によって心身の不調を訴える人も少なくありません。目の痛みやかゆみ、頭痛や吐き気、集中力の低下など人によって症状はさまざまですが、新築やリフォームをきっかけに、いわゆる「シックハウス症候群」を発症してしまうのです。
一般的な住宅に使用されている合板や壁紙、塗料や接着剤などには、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの有害な化学物質が含まれていることが多く、そこから化学物質が揮発しています。
その化学物質を吸い込むことによって体調不良が起こってしまうのが「シックハウス症候群」です。
減らないシックハウス症候群
「シックハウス症候群」が社会問題となってからは、住宅に使う建材や塗料、接着剤などから検出される化学物質についての安全基準が設けられましたが、それでもシックハウス症候群はなくなりません。なぜなら使っている建材が安全基準をクリアしているからと言って大丈夫だとは限らないからです。
1つ1つの建材から揮発する化学物質の量は微量でも、使用しているさまざまな建材から排出されているとすれば、その総量が体に害をもたらす量となることは十分にあり得ます。
また、毎日の生活の拠点である家が汚染されているということは、ずっと化学汚染された空気の中で生活をし続けるということになり、体内への蓄積も見過ごすことができません。
化学物質の摂取量が一定を超えるとシックハウス症候群を発症し、発症した後は微量の化学物質であっても反応を起こして体調不良に陥るようになると言われています。
主なシックハウス症候群の原因
化学物質 | 建 具 | 人体への影響 |
ホルムアルデヒド | 合板・壁紙・建築用接着剤・壁紙用接着剤 | 発がん性あり アトピー・ぜんそく・アレルギー症状 |
有機リン化学物質 | 難燃壁紙・シロアリ駆除剤・防ダニ加工・合板の防虫剤 | 発がん性あり 遅発性神経毒性・頭痛・倦怠感・発汗・下痢 胸部圧迫感・筋萎縮・視力低下 |
有機溶剤 | 塗料・接着剤・シロアリ駆除剤・ビニールクロス | 発がん性あり 中毒・目鼻の刺激・吐き気・皮膚炎・中枢神経障害 |
フタル酸化合物 | 壁紙の接着剤・塗料 | 発がん性あり ホルモン異常・生殖異常・胃腸障害 中枢神経障害・麻痺・下痢・嘔吐 |
有機塩素 | ビニールクロスの素材 | 脳腫瘍・肝臓ガン・肺ガン・乳ガン・めまい・リンパ腫・手足のしびれ |
防腐処理木材・合板の防虫剤 | 腫瘍・白血病・胎児の奇形・皮膚障害・肝臓障害・食欲不振・多量発汗・不眠・倦怠感 |