家族の幸せを願って建てたマイホーム。しかし、現実はというと住宅ローンで家を購入した20人に一人が破綻しています。しかも、その数は増え続けているのです。破綻の原因は、資金計画の甘さです。無理なローンの返済計画や住み始めてからのランニングコストの増加、状況によってはリフォームでさらにローンが増えてしまいます。マイホームのためとはいえ、ずっと我慢を強いられるような生活がホウン等に幸せなのでしょうか。家は負債だと何十年前から教えてくれています。時代に合わない家は確かに負債でしかありません。さらに言うと、もし家を手放したいと思ったときに、その家はどのくらいの価値があると思いますか?
少し先の未来を見ればこの国の戸建てはZEH住宅一辺倒かスマートハウス一辺倒になるでしょう。
つまりエネルギーを自給自足できる家でなければ家としての価値はなくなります。せっかくEV車にしてガソリン代から解放されたのに、電気を買わないと車が充電できない家なんて価値がないという時代は、すぐそこまで来ているのです。時代に合わないマイホームは売却したくてもできません。これからは家を建てるときに「何年後にいくらで売れる家を建てるのか」を考えることが当たり前になってくるでしょう。
最近、大手ハウスメーカーでは「非住宅」の提案が増えています。非住宅kとは、固定資産税などの所有リスクを回避できる賃貸のお家です。建てた人は最上階で暮らし、家賃収入で住宅ローンを支払います。こした選択肢があることを建てる前にしっておいていただきたいと思います。
マイホームを一生に一度の経験と思っている人が多いでしょうが、2回以上建てるものだと考えてください。非住宅を建てろとは言いませんがコロナ禍、円安、ロシア問題など、所有後に起きうる変化を予測し、家を持つことのデメリットとメリットを検討したうえで夢に実現をして欲しいと思っています。