こんにちはアーリーです。今月からは、いよいよ金融商品の話しに入っていきます。
貯蓄や投資の金融商品には様々な特徴があります。「安全性」「収益性」「流動性」という3つの観点で整理すると商品の特徴がわかりやすくなり、比較検討がしやすくなります。
『安全性』・・・元本の利子や支払いが確実
『収益性』・・・期待できる収益の大きさ
『流動性』・・・必要なときにすぐに換金できる。
【3つの観点から見た、金融商品の比較例】
「預貯金」とは?
安全性と流動性が高く、収益性はあまり望めないのが「預貯金」です。一般的に銀行などの金融機関にお金を預けることをいいます。預貯金金利が物価上昇率より低い場合は、貯蓄の実質価値が目減りするリスクがあります。
「株式」への投資とは?
安全性が低くても大きな収益性が期待できるのが「株式」への投資です。「株式」への投資では、個別の会社に投資し、その会社の成長によって運用成果を得ることができます。
「債券」への投資とは?
収益性も少しありつつ安全性も高いのが「債券」への投資です。「債券」とは、国や地方公共団体、会社などが発行している借用証書のようなもので、満期時に受けとれる金額や、利子の金額などの条件があらかじめ決められています。上記の他にも、「不動産投資」、「金」などがあります。資産運用は何の目的で何年後に必要な資金なのかを考えたうえで、金融商品の特徴により運用先を使い分けます。また、株式や債券、不動産などをまとめて作ったパッケージ商品もあります。このパッケージ商品のことを「投資信託」といいます。
「投資信託」とは?
「投資信託」とは、複数の投資家から集めたお金を、資産運用の専門家がまとめて投資・運用しその運用の成果として生まれた利益を投資家に還元する商品です。安全性を重視したものから収益性を重視したものまで、さまざまな種類があります。
インフレリスク
ここで、もう一つ知っておかなければならない知識があります。それをインフレリスクといいます。インフレリスクとは、世の中のモノやサービスの価格(物価)が上昇することによって、貨幣(お金)の実質的価値が低減するリスクをいいます。株式や不動産はインフレ時には価格が上昇するため、インフレに強い特徴があります。反対に、預貯金や債券はインフレに弱い特徴があります。