2021年9月号 どんな金融商品があるの?

こんにちはアーリーです。今月からは、いよいよ金融商品の話しに入っていきます。

貯蓄や投資の金融商品には様々な特徴があります。「安全性」「収益性」「流動性」という3つの観点で整理すると商品の特徴がわかりやすくなり、比較検討がしやすくなります。

『安全性』・・・元本の利子や支払いが確実

『収益性』・・・期待できる収益の大きさ

『流動性』・・・必要なときにすぐに換金できる。

【3つの観点から見た、金融商品の比較例】

「預貯金」とは?

安全性と流動性が高く、収益性はあまり望めないのが「預貯金」です。一般的に銀行などの金融機関にお金を預けることをいいます。預貯金金利が物価上昇率より低い場合は、貯蓄の実質価値が目減りするリスクがあります。

「株式」への投資とは?

安全性が低くても大きな収益性が期待できるのが「株式」への投資です。「株式」への投資では、個別の会社に投資し、その会社の成長によって運用成果を得ることができます。

「債券」への投資とは?

収益性も少しありつつ安全性も高いのが「債券」への投資です。「債券」とは、国や地方公共団体、会社などが発行している借用証書のようなもので、満期時に受けとれる金額や、利子の金額などの条件があらかじめ決められています。上記の他にも、「不動産投資」「金」などがあります。資産運用は何の目的で何年後に必要な資金なのかを考えたうえで、金融商品の特徴により運用先を使い分けます。また、株式や債券、不動産などをまとめて作ったパッケージ商品もあります。このパッケージ商品のことを「投資信託」といいます。

「投資信託」とは?

「投資信託」とは、複数の投資家から集めたお金を、資産運用の専門家がまとめて投資・運用しその運用の成果として生まれた利益を投資家に還元する商品です。安全性を重視したものから収益性を重視したものまで、さまざまな種類があります。

インフレリスク

ここで、もう一つ知っておかなければならない知識があります。それをインフレリスクといいます。インフレリスクとは、世の中のモノやサービスの価格(物価)が上昇することによって、貨幣(お金)の実質的価値が低減するリスクをいいます。株式や不動産はインフレ時には価格が上昇するため、インフレに強い特徴があります。反対に、預貯金や債券はインフレに弱い特徴があります。

 

 

2021年7月号 教育費の準備方法…いろいろ

こんにちアーリーです。今回は大学進学にかかる学費の準備方法について説明します。

皆さんは、教育費の準備はどのような方法を使いますか?

アンケートによると1位学資保険59%、2位定期預金等の貯蓄24%、3位終身保険20%となっています。(保険市場調べ)

子どもが生まれたら学資保険と考えている人が多いようです。

では学資保険は支払った保険料に対してどのくらい増えるのでしょうか?。

これは各社様々ですが0歳からはじめて18歳までの期間で約103%22歳までの期間で約106%になります。

100万円払って18年間で3万円増えた計算になります。

これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、18年間で3%ですと物価上昇の方が高いのでは?と感じます。

次に、学費がどのくらいかかるのかを見てみましょう。

2021年の私立大学初年度費用は118万円(入学金・授業料のみ)です。18年前の2003年は109万円でしたので108%の増加となります。これは100万円の学費が18年間で109万円に値上がりしたことになります。国公立大学もほぼ同じ増加になります。教育費は値上がりしますので学資保険の貯蓄率では追いつかないことが分かります。

 教育費の上昇率に負けない方法は・・・?

一つの解決策として「つみたてNISA」を使う方法があります。

運用にはリスクがあるのでは?と思われるかたは、その通りです。

ただ積立NISAで扱われている商品は初心者でも始められやすいように国が比較的リスクが少なく扱いやすいものを選んでくれてます。

ちなみに過去20年間の平均リターンは5%(例:日本国25% 先進国株25% 日本国債券25% 先進国債券25% MY INDX参照)

お子さんが生まれてから高校を卒業するまでの18年間、毎月1万円を年利5%で運用した場合支払額216万円が349万円になります。約161%の増加です。これは100万円が161万円に増える計算になります。いかがでしょうか。

つみたてNISAは少額で投資が始められ、いつでも引き出せますので初心者にピッタリの商品です。教育費の準備に活用したいという人も多くいます。しかし運用リスクもある事を理解しておく必要があります。十分な預貯金がない人は始めないでください。最低でも生活費の4か月分の預貯金を確保してからにしましょう。

「4か月分」の根拠は、自己都合で会社を退職した場合、失業保険の給付が始まるのが約4か月後だからです。これはあくまでも最低限の「生活費」でありライフイベント資金や非常時への備えなどを考えると6か月以上はあった方が安心です。また、学資保険は親に万が一の事があった場合、今後の支払いは免除となりますが「つみたてNISA」にはそのような機能はありません。余裕資金で無理なく続けていける金額で始めることが必要です。

今回はつみたてNISAのお話をしましたが、運用には他にも様々な手段があります。次回は、運用についてもう少し詳しく説明しようと思います。

2021年6月号 奨学金の活用

皆さんこんにちは。アーリーです。前回は大学進学にかかる学費と入学準備金について説明しました。

今回は、奨学金の利用について見落としがちなポイントについて説明させていただきます。大学進学費用を準備する手段の一つとして奨学金を有効に活用しましょう。 奨学金を考えるとき、多くの場合、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO、ジャッソ)の奨学金を借りることになります(他にも大学独自の奨学金や地方自治体、企業、財団などが提供しているものもあります)。

奨学金は大学生の2人に1人が利用しており、今の時代奨学金を利用することは珍しいことではありません。

【奨学金の種類】

奨学金は大きく分けて給付型貸与型の2種類があります。

給付型…返さなくてもよい奨学金です。

貸与型…第一種奨学金(無利子)と第二種奨学金(利子付)とがあります。

嬉しいことに2020年4月から給付型の条件が大きく緩和されました。基準は「世帯構成・人数」と「世帯の収入」に応じて受け取れる給付型の金額は変わってきます。例えば4人世帯の場合、世帯の収入が約271万円以下なら申請した給付型の満額、「世帯収入が約303万円以下」なら「満額の3分の2」、「世帯収入が約378万円以下」なら「満額の3分の1」を受け取れます。

【早めの準備を】

 奨学金を借りる準備は高校2年の終わりから高校3年の春にかけて、この時期から準備は始まります。申請しようと思ったときには「すでに申し込み期限が過ぎてた」とならない様に注意しましょう。

この時期大切なことは次の3つです。

  • お子さんが通っている高校での説明会に参加する。だいたい高校3年の4月~5月に行われます。
  • 奨学金の申し込みに必要な書類、特に「マイナンバー」関係書類はあらかじめ準備する。
  • 高校3年の4月~6月の「予約採用の第1回申し込み」で申し込む。

 給付型と貸与型の第一種は4月~6月頃の第1回の予約採用でしか受け付けてもらえません。

この時期には「志望校も決まっていないので、奨学金をいくら借りればいいのかわからない」人がほとんどだと思います。ところが予約採用で申し込んだ奨学金の内容は、大学入学後に「進学届」を提出するときに、ほとんどの項目で変更可能です。

また第1回の予約採用で認められなくても10月頃の第2回の申し込みで貸与型の第二種に切り替えて申請することで確実に奨学金を確保できます。

なお、どうしても給付型や貸与型の第一種を希望される人は大学入学後の在学採用で再度チャレンジしても良いです。

【計画的な返済】

貸与型の第一種を借りられれば、返すときに所得連動返済方法というものが使えます。これは年収が少ない間は返済の負担を減らすことができる方法です。

貸与型の第二種は利息がかかりますが、使わずにすんだ分があれば在学期間中に返済した分には利息がかかりません。また、就活や卒論後に集中的にアルバイトをして在学中に返済額を減らしておくことも方法の一つです。

奨学金を利用すと場合は、返すときのことまできちんと計画を立ててから借りましょう。

№10 機密性を高めて外気の影響を遮断する

高気密住宅はダニやカビが発生しやすいというのはウソ

壁に余計な「穴」を造らない

健康的な暮らしを手に入れるために、絶対に忘れていけないもの。それが買い手的な「空気環境」です。そして、家の空気環境をコントロールするために重要なのが、家の「気密性」と「断熱性」です。

ここでは気密性についてお話しします。気密性は、その家がどれだけ隙間なく空気を閉じ込めておけるかということです。隙間があると外気が出入りしやすくなります。冬は冷たい空気、夏は暑い空気が入り込み、せっかくエアコンで室温を調整していても快適な空気環境は維持できないでしょう。

また、家に隙間があるとそこから湿気が壁の内部に入り込み、見えないところで結露が発生しやすくなり、そのまま放置していると壁内にカビやダニが発生してしまいます。こんな環境では内部の構造材や断熱材が痛むだけでなく、健康にも害を及ぼしかねません。

では、住まいの気密性を高めるにはどうすればいいのでしょうか?答えはシンプルです。できる限り壁に穴をあけず、基礎部分から壁、屋根、小屋裏に至るまで、断熱材でクーラーボックスのように内側からすべてを密封すればいいのです。そうすれば、外気の侵入を防ぐことができ、エアコンのつくった暖気、冷気を効率よく活用して快適に暮らすことができるのです。

高気密の家は、壁内結露やカビ・ダニが発生しやすいのではと心配する人もいますが、家に余計な隙間がなく、換気設備が整っていれば、このような問題は起こりません。つまり、それだけ間違えた認識で家を建てている人が多いということだと思います。

夏に涼しく、冬に暖かい家はどっち?

・金持ち父さんの家(隙間が少なく室内の快適さを保ちやすい高気密高断熱の家

・貧乏父さんの家(隙間が多く室内の快適さを保ちにくい低気密低断熱の家)

意外と気づきにくいものですが、家には小さな隙間ができやすいものです。わずかな隙間でもそこから冬は冷たい外気が、夏は暑い外気が入り込みエアコンで創った暖気、冷気が逃げていってしまいます。このような状態では空気環境を快適に維持することが難しく、また、光熱費もかかる一方です。

答え(金持ち父さんの家)

№9 パッシブデザインをサポートする武器

日射を遮る外付けブラインド

太陽は6月の夏至に高度が一番高くなります。日射角度は80度。ほぼ頭の上から太陽の光が降り注いでいるような感覚です。そして、そこから徐々に高度は下がり大暑の時期には日射角度が約70度になります。この角度から差し込む光を遮るのは軒の庇を長くするだけでは不可能です。

建物の構造上そこまで長くはできません。特に降雪地では雪の重みで庇が折れる危険性もあります。

そこで私が提案しているのが窓に外付けブラインドを設置するという方法です。中でもおススメは、文化シャッター株式会社の外付けブラインドです。パッシブデザインの2層のFIX窓に、外側から設置するものでブラインドの角度を0度から90度まで調整できます。また、外付けブラインドは窓の外側にあたるため、暴風による飛来物などからガラスを守る役割も果たしています。

しかもブラインドを閉め切れば、ガラス温度を室温に近づける断熱効果も期待できます。外付けブラインドには、採光、遮光、窓ガラスの保護、断熱など、いくつものメリットがあるのです。

最近は自然災害が増えており、台風や暴風の前に窓ガラスを養生テープなどで保護をする風景も珍しくなくなっています。自然災害の時に、どのように家族を守るのか。それも家に求められるレジリエンス機能の一つなのです。

 

外付けブラインドで日射遮蔽と取得を両立(真夏の日差しは、外付けブラインドで遮る)

技師以降の一番気圧が高い時期は、太陽の高度が下がり、軒の庇だけでは日射遮蔽できませんが、外付けブラインドが太陽の日射角度と垂直にブラインドの向きを合わせてくれることで日射遮蔽します。

気温が最も高くなる大暑の時期の入射角70度の太陽光の日差しは外付けブラインドで遮ります。

№8 自然の力を味方にする「パッシブデザイン」

エアコンの力を借りず、夏は涼しく冬は暖かく工夫

太陽と上手に付き合う

家族が健康に暮らす家づくりを考えるとき、実は「デザイン」も重要なキーワードになります。できるだけエアコンに頼らず快適に、健やかに過ごせる家。それを実現するのが自然の地川を味方にする「パッシブデザイン」の家です。

例えば太陽の位置は季節によって違いがあり家の中に差し込む太陽の角度が変わります。6月の夏至の時期には太陽の日射角度は80度。12月の夏至の時期には30度で同じ家でも季節によって50度も違いがあります。パッシブデザインでは自然の摂理を上手に取り入れます。夏は軒や庇で日差しを遮り、建物内に入射しないようにします。

冬は建物奥まで日差しを取り込めるように上下2層のFIX窓と吹抜けを設けます。白系のクロスや建具にすれば光をさらに建物奥まで反射させることが可能です。また、屋根に太陽光パネルを搭載した二重窓にすると外気の暑さや寒さの影響も抑えることができます。

こうした工夫で余計なエネルギーを使わずに夏は涼しく冬は暖かい家を造ることができるのです。自然の恩恵を生かすことで、快適な住空間を実現するだけでなく、省エネによる経済的メリットも手に入れているのです。

 

建てるならパッシブデザインの家

パッシブデザイン

【夏】日射遮蔽で涼しく夏の太陽光を軒や庇で遮り涼しくします。自然の風を立体的に通します。熱い時期は外付けブラインドの角度を調整して日射を遮蔽します。 太陽光を 夏至(6月21日頃 80度)  大暑(7月21日頃 50~70度)に計算して調整。

【冬】日射取得で暖かく。冬の太陽光を室内に取り込み部屋をポカポカにします。家が熱を蓄え室内の暖かさを逃がしません。 太陽光を 冬至(12月22日頃 30度)に計算して調整。

 

人生の勝ち組なれる家、なれない家

家族の幸せを願って建てたマイホーム。しかし、現実はというと住宅ローンで家を購入した20人に一人が破綻しています。しかも、その数は増え続けているのです。破綻の原因は、資金計画の甘さです。無理なローンの返済計画や住み始めてからのランニングコストの増加、状況によってはリフォームでさらにローンが増えてしまいます。マイホームのためとはいえ、ずっと我慢を強いられるような生活がホウン等に幸せなのでしょうか。家は負債だと何十年前から教えてくれています。時代に合わない家は確かに負債でしかありません。さらに言うと、もし家を手放したいと思ったときに、その家はどのくらいの価値があると思いますか?

少し先の未来を見ればこの国の戸建てはZEH住宅一辺倒かスマートハウス一辺倒になるでしょう。

つまりエネルギーを自給自足できる家でなければ家としての価値はなくなります。せっかくEV車にしてガソリン代から解放されたのに、電気を買わないと車が充電できない家なんて価値がないという時代は、すぐそこまで来ているのです。時代に合わないマイホームは売却したくてもできません。これからは家を建てるときに「何年後にいくらで売れる家を建てるのか」を考えることが当たり前になってくるでしょう。

最近、大手ハウスメーカーでは「非住宅」の提案が増えています。非住宅kとは、固定資産税などの所有リスクを回避できる賃貸のお家です。建てた人は最上階で暮らし、家賃収入で住宅ローンを支払います。こした選択肢があることを建てる前にしっておいていただきたいと思います。

マイホームを一生に一度の経験と思っている人が多いでしょうが、2回以上建てるものだと考えてください。非住宅を建てろとは言いませんがコロナ禍、円安、ロシア問題など、所有後に起きうる変化を予測し、家を持つことのデメリットとメリットを検討したうえで夢に実現をして欲しいと思っています。

 

№7 これからの時代に必要な5つの視点

レジリエンス機能を備えた

新型コロナウイルス感染症拡大により私たちの当たり前は少なくなりました。旅行や外食の制限、通勤・通学ができない日々のストレスが疾病の原因にもなっています。そして、たとえコロナが収束しても私たちの生活はコロナ以前に戻ることはありません。いわゆる「ニューノーマル(新しい生活様式)」の時代に、私たちは生きていくのです。

こうした状況は、家づくりの考え方も大きく変えることになりました。例えばウイルスや金のない暮らしをするにはどうすればいいのか?。また、テレワーク、在宅授業、オンライン受信など、外出をしなくても自宅で対応するにはどうするのか。これからの家づくりにはコロナによって加速した社会の変化に応える性能と機能が求められています。

また、コロナと並ぶ深刻な問題として、多発する自然災害への対応も考えなければなりません。予測不能な事態が発生した時、家族の暮らしを守るには、家はどうあるべきでしょうか。

家自体に備えさせた、問題を解決する能力。これを「レジリエンス」と言います。次からニューノーマル時代の家に必要なレジリエンス機能について紹介していきます。

未来の暮らしは確実に変わります。今までの当たり前が通用しなくなった時、そのたびに新たな出費をするのは貧乏父さんの家づくりです。未来を見据え、レジリエンス機能を備えた家づくりをすることこそ、金持ち父さんの家づくりです。

 

ニューノーマル時代の家づくり

・これからの家づくりに必要な5つの視点

①健康と第一に考えた理想の温湿度と正圧の空気循環

②省エネ性能の高い再生可能エネルギー自給率100%

③コロナ禍・地震・水害・暴風からのレジリエンス

④家の資産価値を担保する省エネ性能表示

⑤急速に変化する住生活環境に対応できるIOTプラットHOME

時代に対応するレジリエンス機能を備えることが家にも求められています。

№6 省エネというレジリエンス機能(暮らしのコストを削減する工夫)

エネルギーを使わない家づくり

暮らしのコストを下げる手段はさまざまありますが、最も大きいのは光熱費の削減でしょう。2012年に始まった「FIT(固定価格買取制度。太陽光発電などの再生可能エネルギーを電力会社が国の決めた価格で買い取る制度)」によって自宅の屋根に太陽光発電を搭載する家が増えました。

制度のスタート当初は発電した電気の買取価格が高かったため、売電収入で住宅ローンを削減して家を建てる人が多かったのですが、現在は太陽光発電所が増えて日中は電気が余り、買取価格は低下。買い取ってもらえないことさえあります。

そこで登場したのがZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)です。ZEHとは家で使うエネルギーをできるだけ抑え、削減できなかった分を太陽光発電で相殺するという考え方です。ただし、これは最低限の省エネライン。太陽光では夜間に発電できないため、その分の電気を電力会社から買わなければならず、光熱費を減らすのは難しいでしょう。

私が本当におすすめしたいのは、ZEHの上をいくスマートハウスです。自宅で多くの電気を創り、余った電気を蓄えて夜に自宅で利用する。これなら家で使う全てのエネルギーを自給自足できます。これこそ家に求められるレジリエンス機能だと思うのです。

ZEHとスマートハウスの大きな違いは、自宅で創った電気を貯められるかどうかですどちらも日中は創った電気で自宅の電気を賄えますが、余った電気を電力会社から買わざるを得ません。

 

エネルギーは賢く自給自足

・ZEHとスマートハウスにはこんなに差がある!

ZEH】Net Zero Eenergy Houseの略。家の断熱性能、省エネ性能を高めることで消費するエネルギーを減らし、削減できなかった電気を太陽光発電など自宅で創って賄い、家のエネルギーの収支をおおむねゼロにする家のことです。

使うエネルギー)―(断熱+省エネ+創エネ) ≦ 0 夜は電力会社の電気が必要

スマートハウス】断熱性能、省エネ性能の高い家であるのはZEHと同様。自宅の太陽光発電でできるだけ多くの電気を創り、余った電気を蓄電池やEV車に貯めて夜間に利用する家。家で使う全ての電気が賄えます。

断熱+省エネ+創エネ+蓄える)-(使うエネルギー) ≦ 0  昼に創った電気を貯め夜の電気まで自宅で賄える

 

2021年5月号 大学進学の思わぬ出費

皆さんこんにちは。アーリーです。今回は大学進学時にかかる費用についてお話します。

入学料授業料以外多額の出費がかかることをご存じですか?。 一般的にお子さんが生まれると学資保険等で下記費用の準備を始めます。

《4年間》

国公立・・・・2,425,200円

私立文系・・・4,089,150円

私立理系・・・5,728,493円

しかし、実際にお子さんが大学入学前になると「足りない!」という声をよく聞きます。実は多くの人が忘れているのは入学準備費用です。具体的に書いていきます。

受験費用・・・私立大学は1校あたり平均35,000円。国公立大学は1校あたり平均17,000円します。つまり併願で私立3校・国公立2校の試験を受けると139,000円も必要になります。

併願校の入学金・・・これは国公立と私立を併願する方になりますが、併願の私立大学が合格しても、本命の国公立大学の合格発表前に私立大学の入学金を支払わなければなりません。

しかも、このお金は、入学しなくても戻ってきません。国公立大学と併願するレベルの大学の入学金は270,000円から300,000円もかかります。

パソコン・プリンター代・・・今どきの授業ではパソコンを使う事が当たり前です。課題やレポートの提出もすべてパソコンを使用して行われます。ここで悩むのは安いパソコンで良いのか!?という事です。決まりはありませんが、社会人になってから仕事でパソコンを使用する事を想定すると、それなりに良い機能のものがお勧めです。わが家では学校が推奨していた機種を購入しました。理由は、仕事でも使用できる性能を備えているだけでなくセキュリティーの更新や卒業するまでのメンテナンスもサービスでついていたからです。パソコン約160,000円とプリンターが約20,000円かかりました。

Excel、Wordの使い方勉強会・・・もしパソコンの使い方に慣れていなければ授業で使う事はできません。入学すぐに使い方の勉強会があります。費用は約50,000円です。

TOEICのセミナー・・・これは文系の人は必要ないかもしれませんが、理系の方はある程度の英語力が求められますので必須だと考えておく方が良いと思います。理系は研究内容を学会で発表する機会があります。研究内容は国際的な競争になりますので、海外の研究発表を英語の原文で読む能力が求められます。また文系でも英文科は言うまでもなく必要です。

入学後半年間で約130,000円します。費用はかかりますが、英語の勉強習慣がつくため、わが家の子はその後在学中に親が言わなくても毎年自分でTOEICの試験を受けるようになりました。

その他・・・人によっては受験会場までの交通費と宿泊代が必要になります。また大学生協入会費23,000円(卒業時に返金)や学校までの定期代なども必要になります。個人差はありますが、計画よりも500,000円から1,000,000円ほどは多めにかかる覚悟はしておいた方が良いと思います。