№75 洗面所は脱衣室につくらないという発想

家の中で歯磨き難民が続出している

使って便利な洗面化粧台

モデルハウスに来訪される奥様方に化粧品の収納場所を伺うと、大半は洗面台に収納しきれず数カ所に分けているとのことでした。そんな奥様方にモデルハウスの洗面化粧台を案内すると、椅子に座って引き出しを開けた瞬間に「これいいわぁ」とおっしゃいます。

洗面台は脱衣所にあるものと思われがちですが、核家族ならまだしも4人以上の家族となると大変不便です。家族の誰かが入浴していて、脱衣所の洗面台が使えないという経験は誰もがあるでしょう。私はこのタイムロスを何度も味わいました。

そのそも洗面台は、就寝前の歯磨きに便利なように2階の寝室近くにあるべきだと思います。それを浴室横の脱衣所に1カ所だけ設けるのは、建売住宅のようなこすと重視の間取りが常識になっているからです。この不便さを解消するには、洗面台は1カ所だけという考えをやめましょう。

「smart2030令和の家」では、特にこの部分せんめんskにこだわっています。細々した化粧品をたっぷり収納できる洗面化粧台を標準仕様とし、キッチンからのストレート動線上に設置します。忙しい奥様には、入浴後に洗面化粧台の椅子に座り、ゆったりくつろぎながらスキンケアをしていただくのは如何でしょうか。

脱衣所に置くべきは、下着とパジャマ、洗濯機、そして、衣類や運動靴が浸け置き洗いできるスロップシンクです。「smart2030令和の家」では、脱衣所に空気の吸い込み口(RA)があり、洗濯機が早く乾くので洗濯物干しスペースとしても活用できます。