2023年4月号 社会保険(介護保険)公的施設

こんにちは!。アーリーです。

今月は各介護施設で受けられるサービス内容や費用について説明していきます。

このタイミングでなんですが、今月から私の叔父(母の兄)が介護施設に入居しました。年を取り生まれ育った町で過ごしたいとの本人の希望で何十年か振りに故郷に戻ってきました。空き家になっている実家では何かと不便だとの判断で町内にある施設への入居となりました。実は同じ町内には、私の母が一人で住んでいます。まだまだ元気ですが今年で79歳になりますので、アーリー家でも介護と本気で向き合わないといけない実感がわいてきました。さて介護施設には様々な種類があると説明しました。今月は、比較的費用が安い公的施設を説明いたします。

ケアハウス

ケアハウスは食事・入浴・排泄といった介助が受けられ、リハビリや病院の付き添いなどの対応も可能。入居者全員に個室が与えられるので、プライバシーを確保しながら安心して生活することができます。軽費老人ホームC型とも呼ばれ、助成制度があるため低所得の高齢者も入居できます。年齢60歳以上の方を入居対象とし、身寄りがなく一人暮らしをしている方、老衰により身体機能が低下している方などに適した施設です。要介護認定を受けていない「自立」の方でも入居が可能です。

《費用》入居金0~30万円  月額利用料9.2~13.1万円

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは介護を必要とする方のために「終の棲家」となる生活の場と24時間の介護サービスの提供を目的とした介護施設で認知症の方も受け入れ可能です。特養は介護度の高い利用者が多いため、看取りに対するニーズが高まっています。

《費用》入居金0万円  月額利用料10~14.4万円 

注意特養では専門的な医療ケアを受けることができないため、3ヵ月を超える入院が必要になった場合は退去しなくてはなりません。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、通称「老健」といい病院からの退院後すぐに在宅生活に復帰できない状態の高齢者が、リハビリのために数ヵ月程度滞在することを目的とした施設です。入所者の在宅復帰を目指した施設のため、ほかの介護施設に比べて入所期間は短いことが特徴です。リハビリの専門職である理学療法士や作業療法士などが常勤しており、質の高いリハビリが受けられます。

《費用》入居金0万円  月額利用料8.8~15.1万円 

介護医療院(介護療養型医療施設)

介護医療院は数ある施設のなかでも、特に「医療ケアが必要な方」に特化した施設です。医師や看護師はもちろん、薬剤師や栄養士などの配置が義務付けられていて、看取りを見据えた長期的な入居が可能となっています。ただし、完全個室ではなく、パーティションなどで分割されている場合も多いため、プライバシーの確保には注意が必要です。

《費用》入居金0万円  月額利用料8.6~15.5万円 

次回は、個人のニーズに合わせて入居先を選べる民間施設について説明いたします。また来月お会いできるのを楽しみにしております。