2023年9月号 インフレについて

こんにちは、アーリーです。今年の夏は暑かったですねぇ~。9月に入って少しは涼しくなるかと期待しましたが、なんのその!

先日、北海道在住の方とお会いしましたが、今まで経験したことのない猛暑だと話されてました。

北海道はクーラーを付けていない家庭も多く、慌てて買いに行っても暑さのため取付業者が仕事を受けてくれなかったそうです。

また夏に猛暑が続いたため野菜や果物の成長にも影響がでているようで、これから収穫の秋を迎えますが、食べ物の値上げも気になります。

インフレは 賛成!? 反対!? 

日本のインフレは実に40年ぶりです。

それまでは物の値段が上がらないデフレが続いてました。その間、 100円均一、100円寿司、ワンコイン(500円)ランチなど安いことを強調した産業が多く立ち上がりました。

わが家はよく食べ盛りな子どもを連れて回転すしに行きましたが、 4人で1万円を超えたことはありませんでした。良い時代でしたね。

安い日本 世界のラーメン1杯の値段は?

先日、日経新聞の記事で世界中のラーメンの値段比較が載ってました。
皆さん、他国ではラーメン1杯はいくら出せば食べれると思いますか?

少し考えてみてください!

答え:一番高いのはニューヨーク3100円。2位はシリコンバレー2800円。

3位はロンドン・バンコクで2200円です。

ラーメン1杯が3000円??? マジで!!( ゚Д゚) となりませんか?

ちなみに奈良県は美味しいラーメン屋さんが多いですが、アーリー調べで 普通のラーメンの値段は800円から900円の価格帯が多かったです。

さらにビックリしたのは1位のニューヨークは普通の若者が何の抵抗もなく この価格で食べているそうです。

その理由はインフレが進みましたが、一方で賃金も上昇しているからだそうです。 少し前までは、海外から日本に出稼ぎにくる国が多かったのですが、最近は賃金の差が縮まっており、尚且つ賃金上昇率が低いため、日本にくる魅力が減っています。

買う側は安い方が良いが・・・ 売る側は高く売りたい!

日本では急激なインフレが進んでおり、その要因は海外からの仕入れ価格が上がっているからです。
仕入れ値が上がる分、価格が上がるのは仕方がないですよね。

・・・あれ?  
給料は増えてないのに値段だけ上がると 生活が苦しくなるだけ・・・???

本当は、仕入れ値の上昇分だけでなく給料の増加分も合わせて値上げしないと、私たちの生活は楽にはなりません。
しかし、残念なことに日本ではまだまだ人件費分の値上げ幅はかなり少ないです。 インフレを前向きに捉えてみてはいかがでしょうか!

お手頃な価格で物が買える日本の暮らしは魅力的ですが、海外では「値上げは当たり前」です。
例えば、企業内で有益なアイデアがでても、開発コストに見合った価格設定ができなければ、 開発をあきらめないといけなくなり、長期的に見ると人材と国力の低下につながります。

国際競争力を高めるために、インフレは避けては通れません。そのためには、価格に見合った
価値を創造する能力が必要です。積極的にリスキリングや転職などで自分の価値を高めなければ
これからの時代を生き抜いていくのは難しくなります。

次回は、インフレ時代に持っておく金融資産について説明します。