Vol. 37 2021年10月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    実りの秋がやって来ましたね~。

最近では毎週少しづつ時間を作ってお米の収穫に向けて準備をしてきました。
先週やっと田んぼの水抜きを行って、いよいよ今週末には稲刈りを行います!!

京都府南部の加茂町というところでお米作りをしていて、うちの田んぼの一か所が周りの田んぼに比べて土地の標高が低いため、水を抜くのに毎回苦労しています。

水中ポンプ(水を汲み上げる機械)を使ったり、何回掃除してもすぐに田んぼの土埋まってしまう水路の掃除をマメにしながら 田んぼのヘリを決壊させて、できるだけ多方向から水が流れ出るように溝を作っていくんです・・・。
運動不足がたたって腰に来ます(T_T)

お米の収穫の時にコンバインという機械を使って収穫するんですが、ある程度土が乾燥していないとコンバインが、煮えこんで(機械が埋まって動かない)しまい 1日が終了するという目に何度もあったので(T_T) できるだけ乾燥させるようにしています。

コンバインで収穫すると共に、機械が脱穀作業まではしてくれるので
たんぼの土の乾燥⇒収穫が終われば、お米の自体の乾燥と もみ殻を
取り除いて玄米にしていきます。

ここまでの作業には晴れ間が数日続かないとできないので今週末の天気予報
が気になるところですが、祈ることしか出来ないです・・・。

ちなみに田舎道を車で走っていると、今年はそんなに強風が吹き荒れる年でもなかったのに、たまに稲がこけている(倒れている)のをみませんか?
ミステリーサークルのようなやつです。
私も知らなかったんですが、あれは稲穂が重くて少しの風で倒れてしまうそうです。
要するに 豊作なんですって~。

水田では水分が豊富な柔らかい土質のほうが美味しく実りやすいそうなんです。
うちの田んぼは少し苦労が多いですが、実の付きがよく 炊き立てならご飯だけで食べてしまうぐらい美味しいので、今はそれだけを楽しみにしてつくっています(^-^)

そういえば去年よく見かけたイノシシさんは今年は見かけないですね~👀
どこか美味しい餌場でも見つかったのかな??
周りの方たちも今年は被害がないと喜んでおられました。

そして、自分たちでお米作りをするようになって、今年で3年目です。

初年度は ほぼ手探り状態(思い返すと恐ろしい 笑)で、何度も機械が
煮えこんでどうしようもなくなって、機械の収穫は諦めて膝まで足が田んぼに
埋まりながら1条づつ手刈りで 真っ暗の中 収穫する羽目になったり、
機械の調整方法も分かっていないので機械が詰まって何度も農業機械屋さんに助けてもらったり(何回呼ぶねん!と思っておられたと思います。すみません)、
兼業農家で、なかなか草刈りにも行けなくて お隣さん農家の方が草刈りしてくれていたり(ありがとうございます(T_T))、いろいろありましたが今年は何とかスムーズに収穫できそうです!!

えらいもんで、失敗はたくさんあるけど 失敗しながらでもなんでも続けていくと少しは上達していくもんですね~
こんなところにも素敵な学びがありました!!

それでは 今月も頑張りま~す(^-^)

 

Vol. 36 2021年9月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    今月で1年の4分の3が早くも過ぎようとしています。
年々1年の過ぎるスピードが早くなっている気がしている今日この頃です( ;∀;)

今日は私の子育て感について少し書いてみたいと思います。

私の父親は田舎のバスの運転手をしていて私が子供の頃には父親が運転するバスの運転席のすぐ後ろに乗せてもらって、いろんな町の人たちと話しながら、町の中をグルグル回って遊んでもらっていました。

バスに乗ってくる町の人のほとんどは、お金を払って下りるときに
「たかっちゃん、今日もありがとうな~!」
と言って降車していきます。

そんな父親の姿を見ていた私は、仕事をして「ありがとう!」と言ってもらえる仕事に次第にあこがれるようになりました。

大人になって、今の仕事でも「ありがとう!」と言ってもらえるように頑張ってきましたが、いよいよ私にも子供ができて、すくすく育っていく娘にも誰からも「ありがとう!」と言ってもらえる職業で、その上安定した仕事はなにかと考えたあげく、医療関係の職業かなと思い、将来の職業の話になるたびに

「医療関係はいいよー!! 誰からも感謝してもらえる最高の職業や~!!」
と、常に言い続けてきました。。

思いが通じたのか、高校生2年生の時には
「私、看護師になるわ!!」
と言ってくれて、看護師を目指すようになってくれました~!!(T_T)感動~

看護学校に通っている間は毎日毎日本当に遅くまで机に向かって勉強して、
家族の誰よりも努力していたのを覚えています(T_T)

そんな娘も、今年で23才。立派な看護師さんになってくれました。
本当に忙しそうに日々を過ごしています。

ただ、少しだけ気がかりなところもあり、
「私のしたことは本当に娘のためになったのか??」           「本当は別にしたかったことがあったけど素直に聞いてくれただけなのか???」

今では、医療従事者の方は本当に大変な時代に突入していると思います。
そんな過酷な環境に身をおくことになってしまった発端が私にあるので本当に正しかったのかをよく自問自答しています。
とは言え、本当に素晴らしい職業についてくれた娘を本当に尊敬しています(^-^)

看護学校の卒業式に本人に聞いても冗談交じりに
「これで勝ち組だぜ~!!いえーい!」
と笑ってくれたので良かったのかなとも思っています。

皆さんの子育てはどんな感じでしたか??同じような体験はありますか??
また、お会いした時にでも諸先輩方のお話しを聞いてみたいのでご意見よろしくお願いします~。

それでは 今月も頑張りま~す(^-^)

 

Vol. 35 2021年8月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    最近雨が降り続いて、雨の切れ目は涼しくなって だんだん秋の気配を感じる
今日この頃です。
みなさんお盆休みはいかがでしたでしょうか??

私は、お墓参りの準備(主に草刈り)や田んぼの水入れ、法事や普段やり切れなっかった仕事をこなしたり、お客様との打ち合わせに追われていましたが、2日だけお休みをいただいて行けていなかった趣味のサーフィンにやっと行くことが出来ました!!(^-^)

あまりにも久しぶりで全身筋肉痛に見舞われながらこの記事を書いていますが、海につかって適度な間隔で寄せては引く波のある地平線を眺めているとすごく癒されます。
それと、この時期の海水はそれほど暖かくないので長時間つかっているとすごく涼しく快適です。
普段は運動もあまりできていなかったので筋肉痛も今は 心地よく感じています。今しかいけないので無理やり予定をこじ開けたんですが・・・

来月には、セミナーがなんと3回開催する事が決まっているので今からセミナー開催の準備に追われています。

一つは、私が2ヶ月に1回開催している「住まいの災害対策と復旧法」という災害に関するセミナーなんですが、関西エリアで活動している他の“はなきりん会員”さんのつながりで 宝塚市からのオファーがあり、“宝塚市東公民館”9月19日に開催させていただくことになりました。
講演が決まってからは 呼んでもらって開催させてもらうので失敗できない緊張感におそわれながら日々を過ごしております・・・(>_<)
もう一つは、はなきりんのスタンダードセミナーになる
「親の役割ってな~に?」セミナーです。                 このセミナーは奈良市の後援をいただいて100年開館で開催させてもらうん
ですが、奈良市では3年ぶりの開催となります。
毎回満員御礼のセミナーで小学校やこども園など色々な教育機関からオファーがあり以前は毎年恒例で開催していましたが、私の会社の大工さんが増えて仕事量も増えたりして私たちの業務がパンパンになってしまい、開催を見送っていましたが、他のはなきりん会員さんの協力で開催できる運びとなりました!!(^-^)

以前は開催前に、奈良市の園長さんが月1回集まる“園長会”にご挨拶に伺っていたんですが、コロナの関係で今年は控えることになりました。
開催日時は、9月20日(月)敬老の日です。
なんと、セミナー2連続開催になりました💦

もう一つのセミナーは2ヶ月に1回自主的に開催している「住まいの災害対策と復旧法」というセミナーで、宝塚市からのオファーで開催するのとほぼ同じ内容です。
宝塚市からのオファーのほうは、宝塚市のハザードマップを使用したり 町の地形や現状の紹介を講演で入れてほしいという要望があったので、色々調査しているところです。

先日の大雨でも川が氾濫したり、道路が1車線 流されたり歩道が陥没したりと 災害がかなり身近になってきているように感じますね~

宝塚市のオファーの件もあって、かなり身近に感じているかたも増えてきたんじゃないかなと思います。
みなさんは住まれている地域の“ハザードマップ”は確認されてますか~??
ハザードマップには重要な情報がたくさん載ってますので、災害に備えて確認よろしくお願いします!

それでは 今月も頑張りま~す(^-^)

Vol. 34 2021年6月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    最近“ウッドショック”という言葉をよく耳にします。

建築業界だけでなく新聞でも取り上げられていて、お客様のところに伺うとたびたび 「木がぜんぜん無いって聞いてて、価格が4割 ほど上がってるらしいんですが、私が家を建てる時は、結構高くなってしまうんでしょうか?」と、質問を受けます。

建築業界でも、「ぜんぜん材木がない」「調達できない」、「価格が高騰していて新規の受注は 止めています」、「今発注しても、入荷は11月以降です」、「いつまで続くかわからない」といううわさで持ち切りです。

実際に大手ハウスメーカーでは、今後の急な価格高騰に備えて(家の)受注制限を始めている
そうです。
材木の6割程度を海外からの輸入に頼って来た日本では過去にもこういった“ウッドショック”のようなことがたびたび起きて来ました。そのたびに、手を変え品を変えで何とかやり繰りして来た背景があります。でも、今回は結構深刻なようですね~。

普段から国産材にこだわってきた工務店さんには国産材の製材屋(材木店)さんも優先的に木を廻してくれる傾向にありますが、安かった海外の木材に頼って来た会社は調達するのがかなり厳しくなっているようです。

国産材に切り替えようとしても、疲弊していた国内林業会では急には供給が追いつかないようです。

もともと国産材は安い輸入木材におされて不当に安く売られていたので、
現在の高騰した価格が本来適正な価格なのかもしれませんね~。

例えば、木材の単価を表す㎥(立米)に換算してみると、なんと大根なら約12万円/㎥、 トマトなら23万円/㎥、建設業でよく使うコンクリートでも2万円/㎥。
それに比べて国産の杉だと安いものなら6000円/㎥で販売されていました!(;゚Д゚)

野菜も同じ作物だと考えると、枝打ち(真っ直ぐ節の少ない木に育てるために枝を切る作業)をしながら約40年~50年間もの長い間育ててきてやっと市場に出せる木が野菜より安いなら林業の方もやり切れない気持ちでしょうね~(>_<)

最近でこそよく耳にする“SDGs”・・・

再生可能な資源が実は身近にあるのに本当にもったいない気がしています。
木が成長する30年~40年くらいまではずっと大量の二酸化炭素を吸って 酸素に
変えてくれます! でも、その後はあまり二酸化炭素を吸ってくれなくなるんです。   ちょうど、木を市場に出すタイミングです!
そして伐採作業が終わると、また、植林をして木を育てます。
落ちた葉っぱは腐葉土となって森の地表を守って山に水分を蓄え、ダムの役割を果たします。

日本の国土のうち7割は森林でその内4割は植林地です。

国は戦後当初荒廃した山林に台風などが襲来し、災害が多発したことや、復興事業に必要な木材の
植林をして山守りをする林業に補助金を出して木を育てる事業に前向きでした。
その後、復興に必要な木材をお金と時間がかかってしまう供給不足の国産材ではなかなか賄えない
ため、海外からの安い輸入木材に頼るようになっていきます。

すこしは高くなってしまいそうですが、その国産材の植林地の全てがちゃんと機能して(切っては育てるの繰り返し)CO2の排出量を抑えることができ、国産材がうまく普及しだすと木材供給量も安定して、今後はウッドショックなんかもなくなってくるかもしれませんね~(^-^)

どうでしたでしょうか??
今回は文字ばかりになってしまいましたが・・、林業の方々の想いがすこしでもお伝えすることができればなぁと思って書いてみました!!

今月も頑張りま~す(^-^)

Vol. 33 2021年6月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    今年の梅雨は結構晴れ間が多いみたいですね~               ずっと雨だとテンションがあまり上がらないですが、雨があるからこそ晴れた時のありがたみがよくわかりますね!                    雨が降ると現場も田んぼも外での作業ができなくなってしまいます。

父親から急遽引き継いだ“田んぼ”も今年で3年目に入りました!

最初は何一つわからなくて周りの人たちに聞きまくって、試行錯誤をしながら兄弟家族と共にお米作りをしていましたが・・・。              えらいもんで3年ほど続けるとなんとなく手慣れてきて、以前は3人で3日かかっていた作業とかでも、早朝から始めたらお昼前後には終わらせることが出来るようになったり、細かい部分の手作業なんかも ほとんど機械作業で出来るようになったりしてきて、どんなことでも諦めないで続けると“ひとは成長できる”といことを改めて気づくことができて うれしく思っています!

大人になるとなかなか新しい事を始めるのには億劫になりがちですからね~(^-^)そんな田んぼも つい先週にやっと“田植え”が終了して一安心できました~。 やっと本業に集中できそうです・・・。                  それでは今月もよろしくお願いいたします!!

 

~現場のお話~

先日、家のことで相談があるということでお客様のお宅に伺いました。    訪問してお話を伺うと、現在は別の所に住んでいて、今住んでいる建物が老朽化していて 数年前に購入した物件(訪問した物件、築40年鉄筋コンクリート造)になら住み続けることができるのか??                  住み続けるなら必要年数にかかるメンテナンス費用はどれくらいかかるのか??        または、売れなくなる前に売却して、別の場所に新築したほうが快適に長く住み続けることができるのか??                       新築するならどんな家にするほうがよいのか?? ということを、インスペクション(今の家がどうゆう状態にあるかを調査する)の資格を持った人に相談したいということでした。

暮らし方には、いろいろな選択肢があります。必要以上に物件を持っている方も実際の経験上は少なくない印象です。

今回の案件も物件が一つ余っているので 自分に一番合っている選択肢を見つけることになりますが、まずどんな選択肢があるのかを知ることと、いろいろな情報を知る必要がありますね~。いろいろな情報をこの1ページに書き込むのはなかなか難しいので少しだけ書いてみます。

例えば、もし売却するタイミングとして考えないといけないことのひとつに市街化区域における “生産緑地”(町中に何故か木がポツポツ植えられているような土地)は“農地“扱いとされていて 固定資産税のや相続税が“宅地”に比べて低い税額になっています。

2022年にこの生産緑地の多くは一旦期限をむかえます。期限切れの土地は10年延長をするか市区町村に買取を求めることになりますが、農地をやめて宅地に変更して売却される方も多い。という話があるため、平坦な土地が一気に売り出されるとなると 一般の人は土地が安く手に入る可能性があるので、中古物件が売りにくい、またはかなり値段を下げて売らないといけない状況も考えられるのでそういったことも検討する要素の一つになりますね~。

訪問したお家を調査していくと・・・                   家の外より基礎内部の方が低かったために、基礎内には写真のように雨水が入り込み、土台や基礎内にある木部が腐っているところも見受けられました。今回の診断では、長く住めばメンテナンス費用も結構掛かりそうなので、相続のけんなど総合的に判断する必要がありそうです・・・。

みなさんもいろいろな選択肢を判断するときには、きっと悩まれていると思います。些細なことでも相談に乗りますので、困ったことがあったらいつでも相談してくださいね~(^-^)

Vol. 32 2021年4月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    今年の近畿地方はすごく早くに梅雨入りした模様ですね~。         仕事の合間をぬって 毎年田んぼで“お米つくり”をしている私も今年の梅雨入りの速さにはびっくりです!(;’∀’)

毎年6月初旬くらいに田植えをするんですが、田んぼに水を入れる前に 肥料を混ぜながら数回田んぼの土をこねくり回す作業があるんですが、中途半端に土が湿っていると 耕運機がドロドロの土に埋まってしまって動かなくなる(うちの田んぼは特に渇きにくい(T_T))ので・・

雨が降る前にこねくり回す作業を、慌てて5月初旬にやってしまいました。  おかげさんで、なけなしのゴールデンウイークは田んぼと格闘してましたよ~(T_T)。  ただ、いいこともあるんです!!

日頃運動する機会がない私には適度な運動となり、ありがたいことに作業後のご飯が  ちょーうんまい!!

 農業(お米つくり)は“耕したり”“定期的に草刈りをしたり”“水を張るための溝を掃除したり”“いのしし対策をしたり”となかなかしんどくて、地域の年齢層も上がってきて、お金にはぜんぜんならないし割に合わないので、周りでも年々やめていく人が増えています。やっているといろいろわからないことも出てきて、体力的にも大変ですが 農作物は命の原点でもあると思うのでできるだけ長く続けて、若い人にも継承していきたいと思う今日この頃です(^^)         それでは今月もよろしくお願いいたします!!

~現場のお話~

先日、家のことで相談があるということでお客様のお宅に伺いました。    訪問すると、輸入住宅のようなデザインでおしゃれな雰囲気のお家です。   お話を聞いていくと、子供たちが大きくなってきて 自分の部屋がほしいそうで小屋裏にへやが設置できないかどうかのご相談でした。

梅雨時期には洗濯物の乾燥させるスペースがあまりなく、曇天時には部屋が一つ洗濯物でいっぱいになるそうで、少しでも部屋が増えるといいな~とのことです。階段室の廊下に点検口があったので小屋裏を覗いてみると・・・。

全館空調(各部屋の空気を一定に保つ装置)の配管がいたるところに張り巡らされていました。少し悩みましたが、建物の構造が2×4工法という工法で、一般的な軸組の木造住宅よりはへやの天井の強度が高い為、2重床(配管を隠してもう一度床を作る)には何とかできそうでした。

こういった場合、天井裏への入り口が必要になるので この2×4工法のお家は、石膏ボード1枚でも強度の計算に入っているため、建物の強度の計算をやり直してからの工事になります。

あとは、洗濯物を干すスペースの確保ですが、今回の場合はお庭にサンルームを設置する方向で納まりそうです。今回の工事の見積もりをするのに 空間のサイズを測ったり、あちこち点検をしていると・・・。             屋根の頂点辺りにシミを発見しました。。。

築5年目なので、雨漏りが発生した時は築10年目までは“瑕疵担保責任保険”が使える場合があるので、建築した工務店への確認をお願いしました。新しい物件でもたまに、雨漏りが発生している案件に遭遇します。            ほかには、結露で壁にカビが生えてきたとかで呼んでいただくこともあります。

ご自身で点検が難しい方は、お手伝いできますので お気軽にお問い合わせくださいね~(^^)

Vol. 31 2021年4月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。私は相変わらずバタバタと過ごしておりますが 暖かくなったり 寒くなったりと この時期は気候も大忙しですね~。  今年に入ってからも、住宅に関する工事の件で電話やメールをたくさんいただきます。

「風が強くて大雨が降ったときに、屋根から雨が漏れてきたので来てほしい」と伺った際に屋根の点検に上がると、カラーベスト(素材が薄めの一般的な屋根材)がなんと40枚以上割れていて、全体的に隙間がひどくなっていたりと結構な被害を発見しました。                          屋根なので普段は気づかずに生活をしていて、実は台風や強風の被害に遭っているなんてことも結構あるもんなんです。

奈良市だけでも、強風とされる17.19ⅿ/秒(最大瞬間風速)以上の風が、今年に入ってから 実は 6回も観測されています。風だけじゃなく、“地震”“湿気”“シロアリ”など 日本は住宅にとってじつはすごく厳しい環境下 にあるといえますね~                              今回の案件も雨が室内にまで漏れたので気づくことができましたが、何もないとなかなか発見できずに、知らない間に 家が傷んでくることも考えられます。

1年ほど前には、「2階の少し飛び出しているベランダが落ちかけていたので見に来てほしい」ということで見にいくと、確かに落ちかけていて原因をしらべると 壁の隙間から雨が長年にわたり侵入していたようで柔らかくなったところを シロアリにも被害をうけていました。このことからも、早期発見も非常に重要ということになります。早期発見するためには、やはり定期的に点検することが必須になります。。。

つい先日、伺ったお宅では 屋根瓦の割れと、2階トイレの排水からの水漏れがありました。トイレからの水漏れはおそらく数週間前からのもので、一度に漏れる量があまり多くなかったためある程度たまってから1階室内に侵入したようでした。給排水設備からの水漏れなので、「これも火災保険が使えますよ~」とお伝えすると、「それも対象になるんですね~!?」と言っておられました。。。色々な場面で活躍してくれる火災保険なんですが、結構知らない方が多いんだな~って感じたのでお伝えしますと・・・

風や地震や火災はもちろんですが、部屋の模様替えの時に家具がぶつかって窓ガラスが割れたり子供たちが遊んでいてテレビにものが当たって画面が割れた、洗濯機の排水設備がホコリで詰まって水があふれ出て、洗面所の床フローリングや壁が濡れてしまったり、エアコンからの水漏れや、ものが倒れて室内の壁に穴があいてしまったり、家財の補償がある方は、誤ってソファー墨汁なんかが飛んで汚れてしまったり、家で食事中にスーツ(服)に醤油がかかってしまったりと、あらゆる場面で活躍してくれます!!

ちなみに建物の事故件数の割合は、何かが壊れたとかガラスが割れたとか、ソファーが汚れたとかの、“破損、汚損等”という補償が、台風被害なんかの“風災・ひょう災・雪災”の次に、多く、なんと全体の22.3を占めています!!

他にもあまり聞きなれないようなところだと、自宅が空き巣被害にあってしまって、ガラスや壁を壊された時の修理費用、電化製品が被害にあったならその電化製品の補償。再発防止のための防犯カメラの設置費用

台風被害にあってしまってガラスが割れた時の、仮復旧費用や 仮住まいの家賃費用。オプションになりますが日常生活での偶然な事故で、他の人にケガをさせてしまった時なんかでも最大3億円まで補償してくれます。

あと、火災保険は基本的には請求主義になりますので、こちらから申請しないとなにも補償されませんので、日々のこまめな点検が非常に重要になります。。。ご自身で点検が難しい方は、お手伝いできますので お気軽にお問い合わせくださいね~(^^)

それでは、今月も頑張りま~す!!

 

Vol. 30 2021年2月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。                    先月、無事に「建築業者では教えてくれない住宅計画セミナー」を開催することができました~。                            みなさまご協力本当にありがとうございました~!。 皆さんすごく熱心にメモをとっておられたり、大田理事長のパワフルな講演に終始笑顔で受講しておられました(^^♪。 みなさんのお顔をみていると開催して本当に良かったとしみじみ思いました。。。関西にはたくさんのはなきりん会員がいますので、ただいま関西エリアでのイベントの年間スケジュールを作成中です!。 奈良市では4月2日(金)から 奈良文化会館で「お金の学校」も始まります!!。 お金って一体なにもの?? これに答えられる人は少ないんじゃないでしょうか?日本ではお金のことを教えてくれる場所はほとんどありません。

でも、人が生きていく中で切っても切れないのがお金。           今回は基礎講座なので、すごくわかりやすい講座内容になっています。    定員が15名なのですぐに埋まってしまいますのでお早目の予約がおすすめです!!。みなさんのご参加お待ちしております!!(^^♪

 

~現場のお話~

先日、ご依頼いただきました新築工事の“上棟”※1が無事に終了しました!! 上棟日には、10人くらいの大工さんで一気に屋根まで組み上げます。     せっかく時間をかけて乾燥させた無垢の木材なので、雨に濡らしたくはありません。なので、屋根はもちろん、ある程度耐力壁(外周の下地壁)も当日みんなで貼ってしまいます。 いつも“大安吉日”に上棟することが多いので、応援の大工さんが少なくなってしまうこともたまにあります。。。

今回の上棟はメンバーが少なめだったので、急遽私も参加することになりました。もともと大工をしていた私も、普段は机でパソコンとにらめっこ状態で、動くことといえば 普段は マウスと指先だけの日常生活・・・(;’∀’)翌日の筋肉痛を覚悟して 老体にむちを打ちながら、せっせとみんなで組み上げていきます。

メンバーは私がまだ見習いのころ共に刺激をしあいながら成長していった大工さんたちと、独立してからずっとついてきてくれているバリバリの職人さんたちと、大工親方時代の卒業生。。。

気心知れたメンバーたちは、暗黙の了解でそれぞれの持ち場で意気揚々と仕事に取り組みます。みんな忙しい中、“二つ返事”で来てくれたメンバーに感謝・・・(T_T)

久しぶりにガッツリ現場に出て、疲労困憊ではありますが・・ みんなで一緒にいいものを作り上げるという“心の原点”はここにあると改めて再確認できました(^^)                                  久々すぎてへとへとにはなりましたが、最後にかわいいご褒美が待っていました!!お客様のお子さんからかわいい“手書きのお手紙”付きの差し入れをいただきました~感動(T_T)。疲れもなにもすべて吹っ飛んで、癒されたという感情だけが残っています(^^♪今日も現場に貼ってあります! 本当にありがとう~

※1「上棟」屋根の一番高いところの横架材(棟木)を組み上げる工程 最近では雨を凌ぐ為屋根伏せまでやってます(^-^)

 

Vol. 29 2021年2月N通信

皆様 こんにちは!  中垣です。いや~、例年になく寒い日が多いですね~。残業で遅くに帰ることが多いのでとくにそう感じるのかもしれませんが・・・。今年の節分(おそらくこのN通信発送日)は、家でみんなで“セルフ手巻き恵方巻”の予定です。楽しみです~(^^♪。 せっかく家にいるんですから家での楽しみも必要ですね~。皆さんは、家での過ごし方もエンジョイされてますか??。もし、お時間があるようでしたら 私のWeb講座(頻発する災害なんかにふれてます^_^)。                              2月17日(水) 13:15受付  13:30~14:30「住まいの災害対策と復旧法」(はなきりん主催:詳しくははなきりんHPから)も覗いてくださいね~   |д゚)チラッ。

あとは、前回もお伝えしました、情報発信の第一弾!!           2月27日(土) 12:30受付  13:00~17:30           毎年恒例の 「建築業者では教えてくれない ”住宅計画“セミナー」を開催させていただきます!!。 今年は、コロナの影響で会場に入ってもらえる人数が、半分に制限されますので、参加ご希望の方は、大人気講座のため お早目のご予約がオススメですよ~。ご予約はご招待状が届きますので同封のFAX用紙で「お名前・住所・当日連絡がつく連絡先」を書いてFAXいただくか、事務局にへの電話予約か(電話予約06-6366-8701)感染対策も万全です!! たくさんのご来場お待ちしております(^^♪それでは 今月も頑張りますー(^^)/

~現場のお話~ 

最近のお問い合わせで増えてきていると感じる案件があります。それは、近年頻発している強風やゲリラ豪雨災害の復旧の依頼です。

去年の暮にも近畿圏各地で 風速19m/s の強風が観測されました。風速17.19m/s以上であれば風害として火災保険が使えますので、入っておられる方ならある程度保険で賄えるので安心ですね。火災保険の加入率は全体の約69%(建物)、家財に関しては50%とまだまだ少ない印象です。この強風で、今年の初めにもこの件でやはり案件があったので未来には増えていってしまいそうな気もしてしまいます。ひび割れや、欠けがなんと “43か所”もありました。今回は、雨漏りが発生したため発見できましたが 知らず知らずのうちに被災しているなんてこともよくありますので、この機会に点検してみてはいかがでしょうか??あまりにも強烈な災害なら防ぎようがない場合もありますが、ある程度の強風なら普段からのメンテナンスで 被害を抑えることもできます。いろいろなお家を見に行ったときに劣化が進行している状態で被災して、被害がひろがってしまうケースもたびたび目にします。

注意点としては、強風時に家の屋根瓦が飛んで行ってお隣の壁や窓ガラスが壊れたとき、災害とみなされたら賠償責任は発生しませんが 風災認定が下りずに、メンテナンスしていなかったなら賠償責任が発生する場合もあるので注意が必要です。もし 火災保険にも付保できる、個人賠償責任保険(安価)に入っていればこんな場合にも助けてくれます。あとは、被災していたなら工務店の見積書があれば、所得税の控除も受けることができます。すこし材料代なんかの費用は発生しますが、DIYとしてできるメンテナンスもあるので、点検するポイントや詳しい話が必要な方はお気軽にお問い合わせくださいね~(^o^)

Vol. 28 2021年1月N通信

皆様 あけましておめでとうございます! 中垣です。今年もよろしくお願いいたします。いや~ 私にとって 去年はホントにあっという間の1年でした。過ぎ行く速さも年々増しているような気がします・・・。 去年の後半は「忙しい」という言葉を「効率が悪いだけ」に変換して、改善するというのを目標にしていたんですが、それは今年もつづけていこうと思います(^^)

今年の抱負は、たまっていく仕事に追い越されないようにしながら、新しいプロジェクトの企画や改善も今年は少しでも、効率よく楽しみながら出来るようにしていきます!!。 あとは、いろいろなセミナーや活動を通じて、今年もたくさんの方々に いろいろな情報を発信できるよう頑張ります!。 この“N通信”を書いているつい先日にもセミナーを開催させてもらって参加された方たちの声を聞くと 本当に開催して良かったと毎回感じます(^^♪

そこで、情報発信の第一弾!!

2月27日(土) 12:30受付  13:00~17:30          毎年恒例の 「建築業者では教えてくれない ”住宅計画“セミナー」を開催させていただきます!!。 今年は、コロナの影響で会場に入ってもらえる人数が、半分に制限されますので、参加ご希望の方は、大人気講座のため お早目のご予約がオススメですよ~。 ご予約は同封のFAX用紙「住宅計画参加希望」と書いてFAXいただくか、はなきりん事務局に直接電話予約をお願いします。 (06-6366-8701)たくさんのご来場お待ちしております(^^♪         それでは 今月も頑張りますー(^^)/

 

~現場のお話~  

先日、お客様より連絡がありました。内容を伺うと・・・洗面台の排水管が詰まって、水漏れが発生したとのこと。その時に送ってきてもらったのが下の水漏れ直後の写真です。 排水管の接続部分や洗面台などから 水漏れが発生したそうです。 この後、とりあえず表面上はきれいにふき取って掃除されたようですが、実は洗面台の排水管の接続部分は この写真のさらに下の床部分にあるので、クッションフロアー(床仕上げ材)の下にも被害が及んでいます。放っておくと、床が腐ってきたり カビやシロアリ という被害の拡大につながりかねません。この場合は、一旦洗面台を外して床の状態や洗面台が劣化していないか、どこまで水がしみ込んでいるかの確認が必要です。こういった被害が発生した時には、実は火災保険が使える場合があります。保険証券を確認してみないと分かりませんが、“水ぬれ”“破損・汚損”が保障されていれば大丈夫です!!今回も、後日点検に伺って、火災保険の申請をすることになりました。。。    あと、ポイントとして 被害が発生した時(事故日)の定義は・・・    “被害が発生した時“ もしくは、”被害を発見した日“ になります。     その日から3年以内なら、火災保険の申請が出来ます!!

あとは、小さいお子さんがオモチャで遊んでいて偶然当たったテレビや壁が壊れてしまったときも、火災保険が守ってくれます!(^^♪。 点検に伺ったときに 知らず知らずのうちに被災していることを発見する事がたびたびあります。お休みの間に お家の点検をしてみてはいかがでしょうか??点検するポイントや詳しい話が必要な方はお気軽にお問い合わせくださいね~(^o^)