2021年9月12日 / 失敗しない家づくり
ほとんどの人が住宅ローンを利用している
新築建設で欠かせないのが資金ですが、みんなどうやって資金を用意したのか気になりませんか?よく耳にするのが住宅ローンなどの借入金で賄ったという声です。
国土交通省の調査によると新築住宅の建設の資金の内訳は自己資金が約30%、残りの70%は借入で賄っているとの調査結果が出ました。(データは国土交通省 住宅局 令和元年度 住宅動向調査報告書 全国平均より)
借入金の多くは住宅ローンと呼ばれる民金融機関からの借入で親戚や知人からの借入は3%以下という結果でした。
また、同調査で注文住宅を建てた世帯に住宅ローンの有無を調査したところ、全国の76%が「ある」と回答しました。ほとんどの方が住宅ローンを利用しているのですね。
住宅ローンってどうやって申し込む?
「でも、住宅ローンってどんな種類があるんだろう?」
「審査ってなんだか難しそう?」
「そもそもなんだかよく分からない」
そんな疑問を解決してくれるのがファイナンシャルプランナー(FP)です。
FPは個人のライフプランニングを行ってくれるお金の専門家です。結婚・出産・マイホーム購入・老後の資産活用など、将来設計を経済面からアドバイスをしてくれます。
具体的には以下の3つのことが相談できます。
- 住宅ローンの返済シミュレーション
- 具体的な借入プランの作成
- おすすめの金融商品の紹介など
また、不動産や相続に関する知識も持っている場合が多いので土地の売買や相続した土地についての相談を行うこともできるのも特徴といえるでしょう。
FPには企業に所属する企業系と個人や協会に所属して活動する独立系の2通りの活動方法があります。
企業系FPのメリットとデメリット
住宅ローンの相談を受けるFPはハウスメーカーや工務店、不動産会社に所属し施主様の相談を受けています。大手ハウスメーカーや不動産など社員がFPの資格を持っていて、相談を受けるケースも多くあります。
また、銀行などで住宅ローンの申込みの際にFPがアドバイスを行うことも。
銀行の中には休日や夕方から夜にかけて「住宅ローン相談会」が開かれているところもあります。
事前予約制ですが、気になる方は1度足を運んでみてはいかかでしょう。
住宅会社や銀行での相談は一般的に無料で行っていますので、気軽に相談しやすいのがメリットです。
また、自社の取り扱い金融商品に詳しく、相談から申請手続きまで行ってくれることもあるので面倒な手続きから解放されるのもメリットといえるでしょう。デメリットは他の商品と比較ができにくいこと、中立・公平な意見が聞きにくいことです。
独立系FPのメリットとデメリット
独立系FPの一番のメリットは幅広い商品の中から最適な商品を提案してくれることです。また、家計の負担にならない返済計画を立ててくれるのも大きなメリットです。
デメリットは相談に料金が掛かることです。
相談料は初回1万円、2回目以降5千円~(日本FP協会で相談した場合)、場合によってはそれ以上の費用が掛かることもあります。
また、経験の浅いFPの場合、審査基準や手続きの知識が少ないことも考えられます。
自分にぴったりのFPに相談するのなら、複数の住宅会社や銀行の相談会に参加する、日本FP協会の無料相談会に足を運んでみるなど、1人のFPだけに相談しないことがおすすめです。
相談会の開催日程や予約は各住宅会社や銀行のHPで確認することができます。独立系FPの相談会は日本FP協会のHPに掲載していますので、見てみてくださいね。
ご希望の方には当社からご紹介させていただくこともできますので、気軽にお声掛けください。
FPに相談するタイミングは物件探しの前がベストです。
先に予算を決めておけば、その後の土地購入や建設費用の計画が立てやすくなります。相談の際には収入の分かる書類や家計簿、現在の借入額が分かる書類を持参しましょう。
次回は住宅ローンについてお話します。
お楽しみに。
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