どっちがいいの? 陶器瓦とストレート瓦 メリット・デメリット 比較10項目

今回は、瓦の中でも代表的な陶器瓦とストレート屋根のメリット・デメリットそれぞれを10項目で比較してみました。

【陶器瓦のメリット・デメリット】
耐久性や防音性、耐火性が強いのは陶器瓦です。
古くから屋根の素材に使われる陶器瓦は、1年を通して寒暖差が大きい日本の風土に合わせて耐熱・耐寒性にも優れています。通気性も良く湿気の多い環境でも快適な点も大きなメリットといえます。
和のイメージが強い陶器瓦ですが、カラーバリエーションも豊富で洋風の家とも相性が良いのも大きなポイントです。

デメリットは、価格が高い・他の屋根素材に比べて重量があることです。
確かに初期費用は掛かりますが、湿気による下地の結露がしにくいため腐朽しにくく、色あせもしにくいためメンテンナンス不要でコストが掛からない分おトクです。
また、以前に比べ軽量でズレにくい・外れにくい形状の瓦が開発されています。
震度7の地震や激しい台風を想定した「ガイドライン法」を採用。耐災害性も他の屋根素材に劣りません。

【ストレート瓦のメリット・デメリット】
ストレート瓦のメリットはコストが安く、軽量であることです。
陶器瓦と比べて軽く、家本体に掛かる負担が軽減されるので耐震性に優れています。
また、屋根材の中でもコスパが良いため、初期費用を抑えられるなどのメリットがあります。
デザイン面でもスマートな印象のストレート瓦はスタイリッシュなデザインの住宅と相性が良いのもメリットなのではないでしょうか。

デメリットは陶器瓦と比較して耐久性や耐火性が弱い・通気性に乏しいため定期的なメンテナンスが必要なことです。
10年~20年に1度、塗り替えや葺き替えが必要になります。
家の雰囲気やデザインとの相性の良さもありますが、それぞれの機能や特徴を知った上で瓦選びをしたいものです。

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次回も家づくりに役立つ情報をお話しします。
お楽しみに。

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