これからは、省エネ性能の低い家は無価値になる
ZEHは家の必要最低条件!
東京都は、年間に建物の供給床面積が2万㎡を超えるハウスメーカーに太陽光設備を義務化しました。現在、2050年に二酸化炭素排出量実質ゼロに取り組む「ゼロカーボンシティ」の参加に都道府県、市区町村が次々と手をあげています。国のエネルギーに関する補助金を活用し、太陽光発電パネルの設置やEV車の購入が進められているのです。都道府県や市区町村が地域で電気の地産地消に取り組む中、あなたが家を建てるエリアはどうでしょうか?
これからの家は、エネルギーを自給自足できることが大前提です。そのために、ぜひ、次の2つのポイントを踏まえて工務店探しをしてください。1つ目は、家そのものが電気を消費しない家であること。工務店に一次エネルギーを削減する能力があるかを見極める目が大切です。最低限でも「ZEH登録ビルダー」であることを確認してください。2つ目に今後のエネルギー社会を見据えたアドバイスをくれる工務店でZEH基準の家を建てるのは当たり前。しかし、設計段階のUA値が基準内でも、実際の消費電力が大きければ本末転倒です。数字だけの「設計ZEH」ではなく、実際にどれだけ省エネできるかという「実質ZEH」が重要です。