№44 基礎部分は絶体穴を開けてはいけない
2023年5月9日 / 豆知識
大雨による浸水被害から家を守るためにできること 「穴」から始まるリスクを防げ №8~№24で紹介した換気システム「エクリア」に出会うまでは私自身、家の基礎部分の外側に、給気・排気用の穴を2カ所開ける換気ユニットを採用していました。しかし、西日本豪雨で被災した家を視察した時、「これでは、ダメだ!」と愕然としました。室内に入った途端、冷蔵庫が水に浮かんでいる姿が目に飛...続きを読む
№43 窓サッシを耐震性能から考える
2023年5月8日 / 豆知識
大地震でも避難できる窓サッシ 暑さ2.5mmの分厚いサッシ 2018年6月の発生した大阪府北部地震で、高槻市の被災者宅を視察しました。自身の揺れで掃き出し窓が傾き、窓から避難できなかったそうです。このお宅はアルミの窓サッシでした。万が一に備えて外壁に取り付ける窓サッシにも頑丈さが求められているのです。 施主である皆さんは、キッチンやお風呂は色々な希望をだして選ぶの...続きを読む
№42 いつ起こる? 南海トラフ巨大地震
2023年5月7日 / 豆知識
本当に地震に強いのは耐震の家? 制振の家? その災害はあなたの街でも発生する 日本は地震大国と言われています。南海トラフ巨大地震も、いつ起きても不思議でないと言われていますし、その他の地域でも大きな地震に備えておく危機意識は持つべきだと思います。大地震は、規模の大きな「本震」の前に「前震」と呼ばれる地震があり、本震の後には「余震」という地震があります。私は欲...続きを読む
№41 家に求められるレジリエンスという性能
2023年5月6日 / 豆知識
被害が甚大化し続けている自然災害にどう対処するか 災害の時、あなたはどうする? レジリエンス性能とは、家自体が問題を解決する能力のことです。家が直面する問題は多様です。自然災害に対する備えも家に求められる重要なレジリエンス性能といえます。昨今の自然災害は以前と同じような対策では通用しなくなっています。超大型の台風が甚大な被害を及ぼし、頻発する地震も周囲の環境...続きを読む
№40 HEMSメーカーと新電力会社が同じ
2023年5月5日 / 豆知識
VPP社会にもっとも賢く対応していくための選択 新電力をうまく活用する FIP制度では、蓄電池やEV車に蓄えた電気の販売が可能になります。電気を売買する市場において、その電気が高いか安いかを判断する事業者のことを、リソースアグリゲータ(RA)と呼びます。私たちが実際に電気を売買する相手はこの事業者が市場での入札を行います。 HEMSにもさまざまな種類がありますが、全...続きを読む
№39 電気の見える化から制御の時代に
2023年5月4日 / 豆知識
住宅内のすべての設備をAIで制御する AIが電気を制御する家 電力を自給自足する家で暮らすには、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)という管理システムが不可欠です。電気の使用状況をモニターなどに表示して見える化し、さらには需給バランスを制御する役割があります。そして、このHEMSに制電力市場の電気と住宅設備を制御するクラウド上のAI(人口知能)を搭載...続きを読む
№38 食事をしながらEV車に充電する暮らし
2023年5月3日 / 豆知識
FIP制度のスタートで社会は大きく変わる 電気を安く買って高く売る №37でお話ししたように、EV車はガソリン車と役割が異なり、蓄電するための設備として重宝されるようになります。充電も通常は自宅で行うのが当たり前で、遠出した時だけEVステーションを利用することになります。また、ビジネスホテルや大手のスーパーではすでにEVステーションを設置している施設も登場しています...続きを読む
№37 EV車を家の電源すると便利に暮らせる
2023年4月30日 / 豆知識
EV車の6kwhの大電力で、電気を自給自足する 6kwの大電力って、すごい! 自宅の太陽光発電で創った電気を、蓄電池やEV車に貯め、家で使う電気を自給自足する。特にEV車を活用することをおすすめするのには理由があります。 蓄電という視点で見たとき、蓄電池とEV車の大きな違いは、最大出力と大量の充電量です。蓄電池の最大出力は3kwまで。それに比べてもEV車は最大6kwまで出力でき...続きを読む
№36 金持ち父さんがEV車に乗る理由
2023年4月29日 / 豆知識
EV車の所有で電気を有効利用する EV車の役割が変わる? もし金持ち父さんが車を所有するなら、絶対にEV車(電気自動車)です。なぜならEV車はこの先、住宅にとって必要不可欠になるからです。 よく「EV車とガソリン車、どちらがいいか」といった比較をする人がいますが、私からするとこの比較自体が間違いです。そもそも役割が違うのです。ガソリン車は遠くへ行くことを考えた移動手...続きを読む
№35 新たな資産形成ができるFIP制度
2023年4月28日 / 豆知識
電気を日中にしか売れない家、夜に高額で売れる家 FIT制度とFIP制度の違い JEPX日本卸電力取引所は、電気の売買が行える国内唯一の市場です。JEPXでは、発電事業者による電力の供給と小売業者の予測する電力の需要のバランス調整が行われ、一般家庭で発電した電気も、小売業者を通して市場で売買できます。市場全体で同時同量の原則に対応できるように調整するわけです。...続きを読む