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2023年6月号 金融にかかる税金

2023年8月7日 / 豆知識  FPアーリーのお金の話

こんにちは!。アーリーです。

2024年からNISA制度が新しく変わります。改正される内容は従来の制度よりメリットが大きくかなり良い内容になっています。今回は、そんなNISAの改良ポイントをまとめてみました。

まずNISAとは・・・

国が定めたルールの元で運用することで運用益が非課税となる制度です。通常は利益に対して20%の税金がかかりますので、それが非課税になるのはかなりお得です。使わないと損ですよね。以下今回の改正ポイントです。大きく3つあります。

①年間投資額に拡大


【現行】つみたてNISA 年間40万円  一般NISA     年間120万円

【新制度】つみたてNISA 年間120万円  一般NISA 年間240万円

現行制度では「つみたてNISA」と「一般NISA」のどちらか一方しか選択できませんでしたが、新制度では両方を併用できることになりました。そのため今までは年間最大120万円までしか投資できませんでしたが、新制度では最大360万円まで投資できることになりました。

②期間の延長


【現行】つみたてNISA  20年  一般NISA     5年

【新制度】つみたてNISA 期間無期限  一般NISA  期間無期限

運用期間が無期限となったことで長期運用の成果が見込めます。ここでは運用期間によりどのくらい結果に違いがでるのかを比較してみます。

(参考例:つみたてNISAを利用して毎月3万円を年率5%で運用した場合)

《20年》積立元本  720万円➡ 最終金額(元本+増えた金額)1222万円 利益502万円 169.7%

《30年》積立元本1080万円  ➡ 最終金額(元本+増えた金額)2456万円 利益1376万円 227.4%

《40年》積立元本1440万円  ➡ 最終金額(元本+増えた金額)4466万円 利益3026万円 310.1%

《50年》積立元本1800万円  ➡ 最終金額(元本+増えた金額)7739万円 利益5939万円 429.9%

上記例からより運用期間が長い方が利益が多い事がわかります。しかもNISAは運用益が非課税になりますのでより早く始めた方がメリットは大きいです。

③非課税保有限度額の拡大


【現行】つみたてNISA 800万円 ⇔ 一般NISA  600万円 のどちらかを選択

➡【新制度】つみたてNISA  と 一般NISA   を 合わせて1800万円

新制度は1800万円まで非課税で運用できますのでかなりの拡大です。ちなみに一旦1800万円の枠を使いきったとしても、途中で売却するとその分枠は復活します。

わかりましたか?何かご質問ありましたらオフィスエヌのお問い合わせフォームからご連絡お待ちしております。


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