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かつて流行ったデザイン「飾りの幕板」が原因の雨漏り

2019年12月15日 / トラブル  Office.N通信

こんにちは。中垣です。

先日、事務所にお客様から連絡があり、

お客様「玄関の上の天井のようなところにある雨染みのような形がどんどんひどくなってきてるんです!上にはベランダがあるのでもしかしたらベランダが漏れているんでしょうか??」

「わかりました、とりあえず確認しないとわからないので見に行きますね~。」

ということで、現地確認に伺った際の写真がこちらの写真です。

[caption id="attachment_386" align="alignnone" width="300"]雨漏り箇所 雨漏り箇所[/caption]

[caption id="attachment_385" align="alignnone" width="300"]飾りの幕板 飾りの幕板[/caption]

上側の写真の丸く囲ったところ全体に雨染みの跡が広範囲にわたっていて、見たところ慢性的に何度も濡れている状態のシミが伺えます。
調査をしていくと上部にあるベランダの防水層は、確かに表面にはひび割れが発生していましたがその下にある本当の防水層は割れていなかったので防水層からの漏れでは無かったのです。
建築に長く携わっている方だとすぐに疑うところは下の写真の“飾りの幕板”です!
建売りの建築物が流行っていた当初にはよくこのデザインの幕板が使用されていて、これが原因で雨漏りが発生するという現象をよく耳にしていました。
調査を進めるとやはりここからの雨水の侵入が原因でした(+_+)

後は、外壁の素材がサイディングというものでこのタイプはジョイント部分にコーキングという防水目地の定期的な交換と、外壁自体に10~15年ごとに塗装メンテナンス工事が必要です。

あらためて、水の流れを止める構造を採用すると雨水の侵入のリスクがあがることと定期的なメンテナンスが必要だということを再認識させてもらえた調査でした!!

後日改めて内部の腐食の調査に伺う予定となりました。

少しでも疑問に思うことがあれば早めに建築に詳しい方にご相談されることをお勧めします。
もちろん私に聞いてもらっても大丈夫です!(^^♪


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