2023年3月25日 / 豆知識
夏の暑さや冬の寒さはどのように室内に伝わるのか?
窓を透明な断熱壁と考える
真冬に暖房の熱が逃げるのはドアや窓、換気口などの開口部です。逆に真夏の外気の熱が流入するのも、この開口部からになります。実は、住宅を正面から見た場合、ほとんどの家が断熱材を施している壁部分の占める面積よりも、開口部分の占める面積のほうが大きくなります。特に窓の面積がもっとも大きいことは重要なポイントです。窓には日射取得という大切な役割がありますが、大きな開口部と考えれば、真夏の熱い空気は窓から入り、真冬の暖気は窓から逃げてしまいます。この課題を解決するには、窓を単なる開口部ではなく、透明な高断熱壁にするという考え方が必要です。
高断熱の窓として私がおススメしているのは株式会社エクセルシャノンのトリプル樹脂サッシです。窓枠2.5mmと厚みがあり、大地震では筋交いの役割を果たすほど堅牢です。そして、ガラスを3重にしたトリプルガラスは、ガラスとガラスの間に空気よりも熱電率の低いアルゴンガスを封入することで断熱効果をさらに高めています。その効果は、真冬に室内の窓ガラスに触れても冷たく感じないほどです。コロナ禍の今、室内の空気環境を快適に保つためには、窓にも高い断熱性能が求められているのです。