№34 先行きが不安定な電力市場
2023年4月26日 / 豆知識
電気の高騰が家計を圧迫している 今までの電気料金が続くはずがない 日本には北海道から沖縄まで全国に10の電力会社があり、以前はそれぞれが周辺の地域で消費する電力を賄っていました。しかし、2016年に経済産業省は電力会社を発電・送電・売電の3つに分離し、さらに発電所を所有しない新電力会社も参入させてJEPX日本卸電力取引所という市場を作りました。つまり東京にいても愛...続きを読む
№33 固定価格買取制度(FIT)の抱える課題
2023年4月22日 / 豆知識
自宅で発電した電気をどう活用するのか 家で創った電気をどうする? 2012年にこの制度をスタートした電気の「固定価格買取制度(FIT)」というのは、発電した電気電力会社が一定価格で買い取ることを国が保証する制度です。スタート当初の買取価格は1kwh当たり42円(発電設備10Kwh未満の場合)で、これを10年間保証するというものでした。この価格はかなりの大盤振る舞いで、本来の再生...続きを読む
№32 太陽光発電を有効活用する設置方法
2023年4月21日 / 豆知識
創エネの視点から屋根のデザインを考える 太陽光発電に理想の屋根とは? コロナ禍で朝から晩まで自宅で過ごしていた私は、日の出から日没までの太陽の行路を毎日観察していました。屋根の勾配を計るテンプレートで毎日理想の日射角(太陽光の差し込む角度)調べ、研究をつづけた結果、太陽光発電に最適な屋根の勾配が1年を通してわかってきました。 太陽は、夏至の時にもっとも高い...続きを読む
№31 太陽光モジュールは変換効率で選ぶ
2023年4月19日 / 豆知識
自宅の屋根を発電所として活用する 変換効率20%以上が選択の目安 ZEHは、高気密・高断熱な家で高効率設備を利用することで、できるだけ電気を使わないようにし、そのうえで削減できなかった電気を太陽光発電で補い、電気の消費と供給を実質ゼロにするという考え方です。ここでは、家の屋根で電気を創る太陽光発電のことをお話ししましょう。 太陽光発電は、誰もが、何の資格もなし...続きを読む
№30 地球にもやさしい、自給自足の家
2023年4月17日 / 豆知識
電気を自給自足することで「脱炭素」社会に貢献する 家づくりで忘れていけないこと 電気を買わず、太陽光発電で自給自足する家づくりは、世界的に動きが加速している「脱炭素」社会の実現に貢献することでもあります。2021年、米プリンストン大学上席研究員の真壁淑朗さんがノーベル物理学賞を受賞しました。真壁さんは世界に先駆けて、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するとい...続きを読む
№29 オール電化住宅を進化させたZEHの家
2023年4月16日 / 豆知識
値上がりする電気料金にどう対処していきますか? 電気は、創って、貯めて、使う オール電化住宅とは、IH調理器やエコキュート、省エネ冷暖房といった住宅設備を全て電気で賄う住宅のことです。「そんなに電気を使ったら電気代が高くなるのでは?」と、不安に思う人がいるでしょうが、ガスを併用すれば、ガスの基本料金も別途かかるのですから、光熱費全体で考えれば、オール電化の方が...続きを読む
№28 深夜電力も、もはやお得ではない!
2023年4月15日 / 豆知識
原子力発電と同時同量のルールから生まれた課題 創った分だけ消費するルール もともと電力会社は自社で発電と送電を行い、電力を販売していました。電気には、発電した電力と消費する電力を一致させる「同時同量」という原則があります。なぜなら電気は貯めておくことが出来ず、発電した量を同時に消費しないと停電するからです。 東日本大震災以前の日本では、原子力発電が電力供給...続きを読む
№27 「従量電灯」の不思議な料金プラン
2023年4月14日 / 豆知識
知らないと損をする、電気料金のしくみ まとめ買いのほうが高い⁉ 日本のガス併用住宅などで採用されている電気料金プランは、文字通り使用する電気の【量】に【従】って課金されるものです。電気料金は「基本料金」に「電力量料金」と「再エネ賦課金」などを加えて算出しますが、ここでは基本料金と電力量料金(燃料費調整額以外)についてみていきます。東京電力の「従量電灯B」プラン...続きを読む
№26 再エネ賦課金と燃料費調達額ってない?
2023年4月12日 / 豆知識
電気料金のしくみを知っておこう 電気料金はさらに値上がりする。 みなさんは電気料金がどのように計算されているかご存じですか?。「基本料金」に、「電力量料金」と「燃料費調整額」、「再エネ賦課金」が加算され、電気料金として請求されています。 この中で聞きなれない項目は「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」でしょう。日本の火力発電は、全部の燃料を海外から調達している...続きを読む
№25 電気を侍従自足する家を建てよう
2023年4月10日 / 豆知識
電気料金は以前の常識で考えてはいけない いよいよ始まるDR社会 2022年夏に、電力需給逼迫による大節電要請が経産省から発表されました。 2011年に発生した東日本大震災以降、原発が停止した代替え電源として火力発電の割合がふえていることが原因です。 ベースロード電源(電気を低コストで安心供給できる電源)でありながら、老朽化などで休廃止する火力発電所がふえています...続きを読む